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全国グラビア協同組合連合会「第54回通常総会」 田口会長「石油ショック以来の50年に一度の大チャンス」

【2024年7月8日】全国グラビア協同組合連合会(全グラ)は6月7日、オリエンタルホテル博多で「第54回通常総会」を開催。賛助会員、九州の単組組合員を含め93名が参加した。
新型コロナウイルスの感染拡大により、関東以外での開催は5年ぶりだった。

田口薫会長は以下のようにあいさつした。
「食料品や日用品のサプライチェーンの一端を担う重要な仕事をこなしているにもかかわらず、社会的認知度は低い。これまでは自らが我慢し、良かれと思い安値受注に甘んじてきたが、ここ数年の原材料値上げ、人手不足により、様々なところにしわ寄せが及び、存亡の危機にある。適正価格で適正利潤を得、魅力ある業界に生まれ変わり、持続可能な業界としていこう。特定技能1号の印刷職種にグラビア印刷が追加認定を受けたことは、社会がグラビア印刷の必要性を認めてくれた証左である。我々の社会的地位を向上させるための、石油ショック以来の、50年に一度の大チャンスが訪れている」。

総会は、九州グラビア協同組合の母里圭太郎理事長の司会進行で、
「令和5年度事業報告および決算」を承認後、「令和6年度の事業活動骨子」として、下記を承認し閉会した。


(1)「特定技能制度」「育成就労制度」の受入れ体制の構築と技能実習評価試験の実施体制拡充
(2)省エネ、省資源とプラスチック資源循環による地球環境保全への対応
(3)日本印刷産業連合会(日印産連)、関係行政官庁との連携を強化し、経済支援策・下請適正取引・優越的地位の濫用等に迅速に対応
(4)SDGsとカーボンニュートラル社会への貢献
 ①「グラビア印刷(軟包装)グリーン基準」に基づくGP制度の啓蒙と認定取得の奨励・周知活動
 ②「規制と自主的取組のベストミックス」によるVOC排出削減へ向けての支援
 ③地球温暖化防止のためのCO2排出量削減への取組
 ④省エネ法への対応の取組
 ⑤環境関連条例等への対応策の検討と規制緩和の推進
 ⑥海洋プラスチックごみ問題について関連業界・団体・メーカーとの連携により資源循環の情報収集と推進
(5)会員・賛助会員の増強
(6)日印産連への積極的な参加と関連業界団体との連携強化
(7)青年部の育成と拡大
(8)「GPJAPAN」の内容充実と広告獲得、拡販
(9)ホームページの運用と広報活動による情報発信
(10)消防法、有機溶剤中毒予防規則、改正大気汚染防止法、改正食品用器具および容器包装など関連法規、働き方改革、民法改正等の周知と遵守の推進

 

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