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【年頭所感】全国グラビア協同組合連合会会長 田口薫 人の和大切に諸課題に立ち向かおう

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【2023年1月3日】皆様、あけましておめでとうございます。日頃は全国グラビア協同組合連合会の活動にご協力賜り厚く御礼申し上げます。

さて、新型コロナウィルスの脅威に加え、昨年2月にロシアがウクライナに侵攻し、原料やエネルギー価格の高騰を招きました。加えて円安によって日本が輸入するあらゆるものが値上がりし私達は今や値上げ地獄の中に苦しんでいます。大手スーパーは価格凍結を宣言し、私達の価格転嫁活動にストップをかけています。現代は弱者にしわ寄せで帳尻合わせている世の中ではないかと私は考えます。またぞろ型破りの所感ですが業界の正常化に資す為には繰り返し窮状を訴えるしか方法がありません。

「価格さえ安ければ」の世の中には将来、大きなリスクが含まれています。品質や内容により、値段が優先すれば。「安物買いの銭失い」という言い伝えの通りになります。安売りの顧客の言いなりになって将来を犠牲すればどうなるかは過去に失敗例があり枚挙にいとまがありません。

今我々の業界に大きな倒産がないのは設備投資を控え、業界500社でグラビア機の新設更新は年15~20台です。社員の平均年齢も上がっています。安く売る業者は人件費をカットしてコストを抑えています。そんな事をしても人が辞めると思われますがそうでもありません。我慢強く、また変化を嫌う今の日本では社員の犠牲の上に成り立つ企業も多いと思います。待遇の悪さに会社を飛び出す方もありましょうが我慢してしまう方が多いようです。
それに甘えていると企業は続けられず、廃業するしかありません。

健全な経済活動とは自然の山のように老木が倒れ、若木が芽を出し、繁茂していく事です。倒れた老木は菌によって分解され土に還ります。企業も倒産廃業の際に人材が外部に流出し健康な企業でリスクキリングによって技術ノウハウを磨き、又良い仕事をして自然の野山のようによいサイクルで業界が発展していくのではないでしょうか。

日本では企業も社員も変化を好まず劣悪な労働条件でも我慢してしまう傾向があり、それも日本の国力の低下の原因のようです。円安は日本人の活力、能力を表しているという説がありますが、もっともだと思います。
昔から「天の時、地の利、人の和」天の時は地の利に如かず、地の利は人の和に如かずという言葉があります。
ウクライナ・コロナ・円安で天の時も地の利も最悪ですが、せめて人の和で今年を乗り切って本来の軟包装グラビアのパーパス(使命)を見直して、大切なもの安全、品質、コンプライアンスをしっかり守れる企業にすれば将来も自ら開けてくると思います。今年1年諸課題に立ち向かって参りたいと存じます。
皆様のご鞭撻をお願いする次第でございます。

 

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