武藤工業　「drupa2024」で富士フイルム「AQUAFUZE」技術活用したプリンタを初披露　新たに参考出品情報を発表

【2024年5月24日】武藤工業は5月28日（火）～6月7日（金）の期間にドイツのデュッセルドルフで開催される「drupa2024」（ホール9 B-10）に出展する。
今回、新たに参考出品など展示製品の情報を発表した。

「drupa」 は、世界最大の印刷およびメディア展示会で、4年に一度 同地で開催されている。

同社は「drupa 2024」で、「人と環境にやさしいインクジェット技術」をテーマに数々の特徴的な製品群を紹介する。

目玉は、富士フイルム社の水性インク中に光硬化性樹脂を安定的に分散させる「AQUAFUZE」技術をベースに開発したインクを搭載したプリンタ「HydrAton 1642」の参考出展。
「AQUAFUZE」を用いたインクは、従来インクでの課題を解決し得る第4の技術として期待されている。水を主成分とする安全性の高い組成、且つ、低臭気という特長を持ち、プライマーやオプティマイザー無しで非浸透メディアをはじめとする多彩な基材に対応する。
さらに出力後のインク膜厚が薄く、オーバーコート無しで高い耐擦性を実現する為、壁紙や屋内サインをはじめ幅広い用途に利用可能。
「HydrAton 1642」は1620㎜幅、「AQUAFUZE」のインク性能を最大限引き出すために新規開発した、独自の制御と特有の成膜プロセスを搭載している。

本機校正をインクジェット校正にすることで VOC や印刷資材を削減する Only One の本紙校正可能な MP インクを用いたプリンタも合わせて、出展する。

主な出展内容

「XpertJet 1682UR」（参考出展）
デュアルヘッド 64 インチ（162 cm）幅 の Roll to Roll UV インクプリンタ。
安全性が高い SVHC フリーUV インク「US61」を採用。１走査で最大 5 層までの印刷が可能になり、
アプリケーションの幅を広げる。生産性向上とオペレーターの負担軽減を実現するプリンタを紹介。

「XpertJet 1462UF」
デュアルヘッド テーブルサイズ 1,420mm x 700mm のフラットベッド UV インクプリンタ。
安全性が高い SVHC フリーUV インク「US61」を採用。新開発の４インチ UV-LED ランプを２基搭載
し、２レイヤー印刷に最適なデュアルプリントヘッドで高生産を実現。高剛性ボディと独自のアルミレール構造が安定した高品質の印刷を可能とする。高生産と高画質を両立し、多彩なユーザーニーズに応えるプリンタを紹介。

「XpertJet SR Pro シリーズ」
54 インチ（幅 137cm）／ 64 インチ（幅 162cm）エコソルベントインクプリンタ。
ワールドワイドで数々の賞を受賞している XpertJet SR Pro シリーズプリンタ。GBL フリー＆SVHC フリー溶剤インクで、米国環境基準 GREENGUARD Gold 認証を取得した「MS51」インクを搭載。
AccuFine ヘッドを搭載し、高品質で安定性のある印刷を実現。高色域で粒状感に優れた鮮やかな発色と豊かな表現力を持つプリンタを紹介。

「ValueJet 628MP/ ValueJet 1628MH」
24 インチ(幅 63cm) Roll to Roll／64 インチ(幅 162cm) ハイブリッド MP インクプリンタ。
ユーザーが使用している基材に直接印刷する DTS(Direct to Substrate)アプリケーション用途に最適なマルチパーパスインク「MP31」を搭載。素材の質感を活かした自然仕上がり、多彩な表現が可能。特
色インク(オレンジ、ブルー、グリーン）セットによる高色域と高精度の色再現性を実現。伸縮性に優れているため、フイルムや紙器パッケージなどのプルーフ用途に最適なプリンタを紹介。

drupa2024
https://www.drupa.com/