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【drupa開催中速報③】デジタル印刷機で提携のあの企業も！　ハイデル、キヤノン、エプソン、SCREEN

【2024年6月4日】「drupa 2024」は5月28日～6月7日（金）、ドイツのメッセ・デュッセルドルフで開催されている。

プリント&プロモーションではデジタルプリンティングの機器や資材、サービスなどを中心に速報する。

速報③も引き続き、デジタル印刷機を展示した大規模ブースを特集する。

【drupa開催中速報①】デジタル印刷機は新製品多数　HP、リコー、ダースト、ボブスト、小森など

【drupa開催中速報②】デジタル印刷機の大規模ブースに注目　ランダ、コニミノ、富士フイルム、京セラ、理想科学

【drupa開催中速報④】大判インクジェットプリンタ各社　ミマキ、キヤノン、武藤工業、エプソン、富士フイルムなど

【drupa 開催中速報⑤】テキスタイル・後加工機・そのほかをピックアップ　ミマキ、エプソン、Kornit、NSK、トロテック

　
※社名の後のカッコ内はホールの番号

速報③デジタル印刷機（3）

ハイデルベルグ（1）は「プリネクトタッチフリー」をテーマに、できるだけ機械に触らず印刷ができるシステムを提案している。

新製品の「Jet Fire」は、キヤノンとの提携で生まれたB3サイズ機。給紙からセンサー、吸着、プライマー、CMYKのプリント、熱と水蒸気での定着という過程を経てプリントされる。印刷速度は340枚/分。

ラベル印刷機の「GallusOne」は、フレキソラベル印刷機メーカーで子会社のガルスの製品。UVインクを採用し、印刷幅は340㎜、透明基材にも対応しており、コロナ処理からCMYK+Wでプリントできる。フレキソ印刷を得意とするメーカーなので、フレキソユニットを搭載することや、コールドホイルなど後加工をインラインで行うことも可能という。

キヤノン（8a）は、新製品を含む多数のデジタル印刷機を出品している。
「ProStream 2000シリーズ」は、B2サイズの商業印刷用インクジェット印刷機。最大133m/分（1時間あたり11,287枚のB2用紙4/4）をプリントできる。用途は帳票やDM、書籍など。

「LabelStream LS 2000」は、ラベル用の水性インクジェット印刷機。透明基材へプリントが可能で、ラベル印刷機らしくインラインで後加工も行える機構。

新製品「ColorStream 8200」は、シリーズのハイエンド機で200 m/分（A4両面で2,692枚/分）の速度がある。

このほか、同社はハイデルベルグと「varioPRESSiV7」などの枚葉インクジェット機での提携を発表。ブース内ではイメージ展示が行われていた。

キヤノンキヤノンとハイデルベルグ　商業印刷分野における枚葉インクジェット印刷機の業務提携を「drupa」開幕前日に発表

エプソン（5）は、参考出品のラベル用印刷機を展示した。
「SurePress」のコンセプトモデルは、水性インクを使用したシングルパスインクジェットマシン。
シングルパスだが、ヘッドをラベルの搬送方向に動かして1回の印刷をしてから送る間欠方式を採用している。このため、最大印刷速度は13ｍ/分と、従来機の搬送と垂直方向に動かすタイプより大幅に速度が向上している。