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KOMORI 新型デジタル印刷機「J-throne 29」とアナログ印刷機「リスロンGX/Gアドバンス EXエディション」を発表 「drupa2024」で公開予定

【2024年4月22日】小森コーポレーション(KOMORI)はこのほど、新型のデジタル印刷機とアナログ印刷機を発表した。
いずれも5月28日からドイツのデュッセルドルフで開催される「drupa2024」で披露される。

 

J-throne 29

デジタル印刷機の新製品「J-throne 29(ジェイスロン29)」は、片面毎時6,000枚の印刷スピードで、B2クラスでは世界最高となるROI(投資収益率 、Return on Investment)を実現するUVインクジェットデジタル印刷機。
両面印刷時は、オフセット印刷機で培った高精度の反転機構により、毎時3,000枚という高い生産性を可能にする。

従来、同社では「Impremia IS29s(インプレミアIS29s)と「Impremia NS40(インプレミアNS40)」を販売してきたが、新製品はこれらの2機種に加えられた新たなラインアップとなる

イメージング技術には、KOMORI独自開発の画像形成技術を採用。新規開発の専用UVインクによる幅広い印刷適性と高い生産性により、印刷業界におけるデジタル印刷の可能性を大きく広げる。
同社では、同機を「drupa 2024」で初披露し、順次販売を進めて行くとしている。

「J-throne 29」仕様

型式:J-throne 29
インク:UVインク(LED)
解像度:dpi 1,200
印刷速度:sph(片面時) 6,000 (両面時) 3,000
最大紙寸法:585×750㎜
紙厚寸法:(片面時) 0.06~0.6 (両面時)0.06~0.45㎜

 

リスロンGX/Gアドバンス EXエディション

オフセット印刷機「リスロンGX/Gアドバンス EXエディション」は、世界最高クラスのROIを持つ。
これにより、エネルギーコストの高騰とオペレーター人材の不足という課題を解決し、生産性向上とサステナブルな経営を実現するという。

GLX-740A UV搭載菊全判7色オフセット枚葉印刷機 ダブルコーター付

また、環境に優しい3つの機能により、印刷中の消費電力を最大18%削減。フィーダー・デリバリーの安定稼働により損紙枚数を低減することで、温室効果ガス の削減と高い生産性を両立する。
「スマートインキングフロー」は、最新の解析技術をもとに最適化されたローラー配列。安定した濃度コントロールができ、印刷品質を向上する。さらに、回転駆動の負荷低減により排気熱量とエネルギー消費量を削減する。

「DC ブロアー」は、安定した用紙搬送を実現する。風量を効率よく得ながら、高回転・高効率と小型軽量化を実現した経済的で環境にも優しいブロアー。低エネルギー稼働と低発熱により消費電力を大幅に削減する。

「e-ミスト」は、マイクロミストが用紙に直接加湿を行う、静電気対策システム。用紙全体を加湿し、排紙部での紙揃えを向上する。加湿時間・消費電力・消費水量で、エネルギー効率を最適化できる。

KID(コモリインフォメーションディスプレイ)は、KIDの画面レイアウトを刷新。インライン品質検査や濃度制御のリアルタイム表示、次のジョブの情報、機械へのプリセット送信項目など、印刷中に必要なすべての情報を1画面で表示している。
ジョブ切り替えでは、進捗と推定残り時間、オペレーターの作業が必要なタイミングを見える化。経験の浅いオペレーターでも効率よく切り替え可能という。

drupa 2024 出展情報
https://www.komori.com/ja/jp/information/news/2024/0417_13656.html

 

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