【2023年7月21日】SCREENグラフィックソリューションズ(SCREEN GA)の海外子会社であるSCREEN GP Europe B.V.は、9月11日(月)から14日(木)まで ベ ル ギ ー・ブリュッセル のBrussels Expoで 開 催 される「LabelexpoEurope 2023」に出展する。
今回同社は、ラベル・パッケージ向けの印刷ソリューションを提案する。
デジタルラベル印刷機「Truepress LABEL 350UV SAI」に搭載する新技術「インラインインクジェットデジタルプライマー」を参考出品する。
新技術は、UVインクジェットデジタル印刷では、最大の課題の一つとされている、特定の基材に対するインク密着性低下の問題を改善するもの。
ラベル印刷では、インクの密着性を高めるため、事前にプライマー処理を施すことがあるが、「Truepress LABEL350UV SAI」ではデジタルプライマーユニットを搭載することで、インライン処理を可能にした。
これにより、印刷時間の短縮を実現するだけでなく、基材への対応幅が広がるため、基材の質感を生かした高品質な印刷を提供できるという。
SCREEN GAでは、従来の印刷プロセスに比べて環境負荷の少ない紙パッケージ基材用の高速水性インクジェットデジタル印刷機「Truepress PAC 520P」の開発を進めてきた。同装置は新開発の水性顔料インクを使用しているため、食品安全規制にも準拠。「TruepressPAC 520P」により、ラベルコンバーターは軟包装市場にシームレスに参入できるという。
この展示は、近年、プラスチック製の包装材を減らし、紙製のパッケージに置き換える動きが急速に進んでいることが背景にある。
このほか、Nilpeter(ニールピーター)社とのインラインソリューションSCREEN GAとデンマークのNilpeter社は、デジタルラベル印刷分野の需要拡大に対応する、革新的なインラインソリューションを展示する。
これは、SCREEN GAの「Truepress LABEL 350UV SAIシリーズ」とNilpeter社の最新のフレキソプラットフォーム「FA-Line」を組み合わせた、新たな統合ソリューション。
「Truepress LABEL 350UV SAI S」は、最大7色のインクによる高い色再現性と出力安定性に加え、最高60m/分の高い生産性を実現し、Nilpeter社の「FA-Line」と加飾・加工処理技術と統合したインラインソリューションによって、付加価値の高いラベルの効率的な生産を可能にする。
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