【2022年5月10日】キヤノンは6月中旬、商業印刷向けカラープロダクションプリンタの新製品「imagePRESS V1000」を発売する。
新製品は「imagePRESS Vシリーズ」という新シリーズ。デザインを一新した本体に新開発の定着システムを搭載し、小型化と生産性を両立するという。
用紙対応力やリモート印刷管理アプリとの組み合わせにより、印刷業界の少量多品種印刷ビジネスを支援する。
新開発の定着システムは「Print on Demand-Surface Rapid Fusing(POD-SURF)」と呼ばれるもので、従来比約42%減のコンパクトな設置面積と、厚紙(400g/m2 ・A4ヨコ)でも毎分100枚の出力を実現した。
また、1冊の冊子で厚紙と普通紙が混在するような印刷でも用紙ごとに効率よく定着温度を調整し、温度調整によるダウンタイムを抑制する。厚紙と普通紙で機器を分けずに、1台で連続印刷が可能。
今回初めて1,300mmの長尺用紙の自動両面印刷を可能にした。紙厚は52~400g/㎡までに対応。チラシや封筒から高級名刺、グリーティングカードなど重厚感のある印刷物まで幅広く作成できる。
リモート印刷管理アプリ「PRISMAsync Remote Manager」で、印刷現場から離れた場所でも稼働状況や消耗品・用紙の残量をPC上でリアルタイムに確認できる。
また、スマホアプリ「PRISMAsync Remote Control」(2022年9月対応開始予定)で、稼働状況を社外からでも把握可能。これにより、用紙切れなどによる印刷停止の未然防止やプリンタの稼働率を向上する。
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