【2021年2月12日】日本HPは明日2月10日、「HP Latexプリンター新製品オンライン発表会」を開催した。
ウェビナーは、同社の大判プリンタの新製品「HP Latex700/800シリーズ」の発表会。同シリーズは、ラテックス系で初めてのホワイトインクを搭載や、段ボール素材の「HPエコカートンカートリッジ」の採用などの特長がある。
記者発表では同社の3人の担当者が登壇し、製品の位置づけや機能、価格、サービス体系までを紹介した。
記者発表では、まず同社プリンティングシステムズ事業統括マーケティングマネージャーの中里明氏がIJPの変遷や現状についてわかりやすく解説した。
続いて同Latexビジネス本部大型プリンターエバンジェリストの霄洋明氏が新製品について、実機をデモンストレーションしながら紹介した。
新製品は、ホワイトインクが搭載可能となり、透明メディアへのプリントでも、より鮮やかな色表現が可能となった。
白インク自体も、透明性が高く、黄変しづらく、ヘッドで固まることが少ないという
また、オーバーコートインクを独立し、めえでぃあでの乾燥性能が向上した。
ヘッドは、8の字型のマイクロサーキュレーションノズルを採用。高速プリントとメンテナンス性を向上している。
乾燥部分はさらに低温となり、熱に弱いメディアや、薄いフィルム、再帰反射系の素材でも反りなくプリント。搬送部分は、テンションバーのない巻き取り方式で、メディアへの負担が少ない。
カメラセンサー「HP OMAS(オプティカルメディアアドバイスセンサー)」を搭載。メディアを高速撮影し、送り制度を向上。オペレーターがプリント中に監視することなく、自動で作業を進められるという。
従来機に比べ、速度も向上しており、高品質の6パスでも「HP Latex700シリーズ」で最大21㎡、「同800シリーズ」で最大25㎡の出力速度がある。
すべて、前面給排紙となっており、作業性が高いことも特長。
最後に、同プリンティングシステム図事業統括Latexビジネス本部本部長の秋山裕之氏が以下のように本体やサプライ品の価格を発表した。
本体価格は以下の通り。
「HP Latex700/」298万円
「HP Latex700W」338万円
「HP Latex800」368万円
「HP Latex800W」398万円
また、インクやヘッドなどサプライ品の価格も発表された。
インクは、ホワイトインクが他のインクと同額で、「従来にはない価格体系」としている。
インクは1ℓが19,000円、3ℓが52,000円(3ℓは800シリーズのみ)。
プリントヘッドはすべて、16,500円、メンテナンスカートリッジが16,200円。
価格・料金はすべて税別。
保守サービスは100%損耗の前に交換を促す「プロアクティブサポート」を採用。
また料金は価格体系をシンプルな「定額サポート」とし、サービスメンテナンスやリフレッシュサービスは追加料金なし。
さらに、他のプリンタでも開始した「ユーザーによるヘッド交換」も解禁している。
受注開始は今日2月12日~、出荷は3月下旬を予定している。
なお、「HP Latex 570」などはキャンペーン価格70万円オフ、「HP Latex 360」などは今後、製品価格を値下げして販売する。
この後のQ&Aの主な内容はは以下の通り。
Q白の隠蔽性や二度刷りはできるのか
A白の隠蔽性は問題ない。二度刷りはないが、60~160%の厚塗り打ち分けができる
Qインクの硬化温度低くなったことの弊害は
Aインクが固まりやすくなることが考えられるが。マイクロサーキュレーションノズルで、1個1個に循環システムを付けたためこれを解消している
Q衣料用にはプリント可能か
A一般的なテキスタイルには向いていないが、ラバーフィルムで熱転写するようなものに関しては可能
Qテンションバーがないので、浮き上がるメディアの場合は
A浮き上がりは乾燥温度が低いため少ないが、メディアホルダーパーツが用意されており、抑えることも可能
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