【2018年3月16日】武藤工業は、同社初の大判フラットベッドインクジェットプリンタ(IJP)「PerformanceJet 2508UF」と、日本で5月に発売予定の高速LED-UV硬化型 IJP「VJ-1638UR」の2機種を発表した。
両機種は3月22日~24日、フロリダ州オーランドで開催される全米最大級のサイン&グラフィック展示会「ISAインターナショナル サイン&エキスポ2018」で展示される。
「PerformanceJet 2508UF」は武藤工業初となる4’x8’(1200x2400mm) 大型フラットベッドLED-UV インクジェットプリンタ。
用途に合わせて4、6、8基のプリントヘッドを選択可能にした拡張性の高いパフォーマンスモデルで、スタガ(千鳥状)配列にしたプリントヘッドを4基標準搭載にし、90 ㎡/h の高速出力を実現する(600×300dpi/2 パス/Feather なし/ドラフトモード)。
高画質出力では最大解像度600×1200dpiにも対応できる。
また、自動メディア厚検出機能を搭載し、100mm(50kg/㎡)までのメディアに対応。さらに自動メディアセットピンシステムとメディア浮揚機能が重量メディアの取り扱いと位置決めを容易にする。
バキュームテーブルは4分割仕様で、多種多様なメディア・サイズをしっかりと固定可能。
UV ハードインクはCMYK+ホワイト&バーニッシュを用意した。
米国、アジアなどで順次発売予定で、日本での発売日は未定。
一方の「VJ-1638UR」は、UV硬化タイプのロールメディア専用機。
UVプリンタの性能や、品質はそのままに、低価格での提供を可能にした。
プリントヘッド2個をスタガ(千鳥状)配列し、左右に配置したLED-UVランプが印刷面を往復、最高出力速度22.7㎡/hを実現した(Banner-2モード時)。
LED-UVランプ採用により低エネルギー消費で長寿命を達成。UV照射でインクをすばやく硬化しメディアに定着させることで、出力速度と合わせて生産性が大幅に向上する。
また、オプションで40kgのロールメディアに対応した巻取り装置を用意。
MUTOH純正のLED-UVインクはVOCフリーで、硬化後は低臭気のため、作業環境にもやさしい。
低温硬化テクノロジーにより、熱に弱いメディアにも対応し、多種多様なメディアにプリントできる。
バーニッシュインクはサイン&ディスプレイ用溶剤プリンタでは不可能なスポットバーニッシュに対応している。
米国、欧州、アジアなどで順次発売となり、日本では5 月から発売開始予定。
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