【2017年8月30日】ミマキエンジニアリングは、11月に発売する3Dプリンタの正式名称を「3DUJ-553」と決定。価格や詳細仕様なども新たに発表した。
「3DUJ-553」は、インクジェット方式では世界初となる1,000万色以上のフルカラー造形を実現。これまで展示会や内覧会などでデモンストレーションを行い、注目を集めてきた。
製品は、カラーインク(C,M,Y,K,ホワイト,クリア)で造形・着色することでJapan Color に対して89%の色域をカバー。透明度の高いカラーインクで、光が白色インク層で反射し、石膏などの材料に比べ発色の良い造形を実現する。
インクはUV硬化型で、積層ピッチは最小22㎛を実現し、ディテールまで精巧に再現可能。また、水溶性のサポート材(造形時に微細な部分の隙間を埋めて支える材料)により、水で洗いだしでき簡単にサポート材を除去できる。
また、インクジェット方式の3Dプリンタでは、世界初のカラープロファイルを採用。カラーマネジメントソフト「MPM3」では、PC のモニター上でプリント後の色が確認でき、モニター上の色と造形物の色合わせを容易にした。
このほか、自動でノズル抜けを検出&解決する「NCU(Nozzle Check Unit)」や遠隔地からでも動作を確認できる「監視用カメラユニット」など、大判インクジェットプリンタ(IJP)で培った技術で操作性を高めている。
最大造形領域は508(W)× 508(D)×305mm(H)、本体サイズは2,130(W)× 1,335(D) × 1,320mm(H)、重量は590kg(インク重量含む)。
価格は1,780万円(税別)。
インク価格はシアン、マゼンタ、イエロー、ブラックが31,900円 (1Lボトル)、ホワイト、クリアが136,100円 (4.8Lボトル)、サポート材が 67,800円(4.8Lボトル、すべて税別)。
同社では販売目標を年間100台(全世界)としており、サイングラフィックスをはじめ建築など、立体造形を必要とする企業への販売を進めていく構えだ。
なお、同機は8月31日(木)~9月2日(土)、江東区有明の東京ビッグサイトで開催される「SIGN&DISPLAY SHOW 2017(サイン&ディスプレイショウ2017)」に出品される。
特設サイト
http://japan.mimaki.com/special/3d_print/
Webサイト
http://japan.mimaki.com/product/3d/3d-flat/3duj-553/
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