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DNPテクノパック京田辺工場 マスバランス方式のバイオマス・リサイクルパッケージを発売 ISCC PLUS認証を取得

【2023年12月4日】大日本印刷(DNP)はこのほど、グループ会社のDNPテクノパック京田辺工場で、ISCC PLUS認証を受けた、マスバランス方式によるバイオマスやリサイクルのプラスチック(ポリプロピレン)使用のパッケージを製造し、これを発売した。

同工場では今年6月、持続可能な製品の国際的な認証制度の一つ「ISCC PLUS認証(国際持続可能性カーボン認証)」を取得していた。
その後、社内体制の整備などを進め、今回の製品製造となった。

マスバランス方式とは、特性の異なる原料を混合する際、投入量に応じてその物質の特性を生産する製品の一部に割り当てるもので、一部にバイオマス原料を使用していれば、その分がバイオマス製品として認められるというもの。
ISCC PLUS認証は、このマスバランス方式で製造されたバイオマスやリサイクルの製品をサプライチェーン上で適切に管理・担保する認証制度。

DNPはこれまでも包装事業で、環境負荷低減を目的として、環境配慮素材のバイオマスプラスチックやバイオマスインキを採用しており、紙製品を取り扱う工場ではFSC認証(FSC-C009084)を取得してきた。
ISCC PLUS認証を取得したマスバランス方式によるバイオマスプラスチックや、リサイクルプラスチックを使用したパッケージでも環境配慮の認証製品とすることが可能であり、今回その提供を開始した。

 

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