【2024年8月5日】電通は、電通デジタルと、電通のコピーライターが培ってきた思考プロセスを人工知能(AI)に学習させた広告コピー生成ツール「AICO2(アイコ ツー/AI Copy Writer 2)」を開発した。
コピーライターの知見を集約したAIと、人間のコピーライターが良きパートナーとなることで、属人的ではない多様な表現が可能となり、広告コピーの品質向上につなげるという。
また、「AICO2」は、独自技術として特許を出願中。
「AICO2」には、思考プロセスや推論能力を高めるべくFine-TuningしたGPT-3.5 Turboモデルが実装。コピーライターが考えたコピーだけではなく、その意図や思考プロセスも学習させているこれを、同社では「創造的思考モデル」と呼び、AIソリューションに導入し検証している。
キャッチコピーとして「伝えたいこと」や「商品名」「解決したい課題」などを入力すると、「伝えるべきこと」と「表現方法」が理由とともに表示される。
認知・共感を目的としたブランディング領域のキャッチコピーを高い品質で瞬時に生成できるだけではなく、より心を動かすコピーの生成が可能になる。
また「AICO2」は、「AICO2」が作成したコピーを自動で採点し、一定の基準に達したもののみ出力する機能も実装している。単に数多くのコピーを生成するだけではなく、質の高いコピー案から人間のコピーライターがさらに高い次元の発想作業に取りかかる手助けをしてくれるという。
国内電通グループでは、「AICO2」をクリエイティブ人財の良きパートナーとしてともに高め合う存在と位置づけ、顧客のブランディング領域における高品質な広告制作を支援していくとしている。
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