【2023年10月26日】リンテックは11月1日(水)、プラスチック容器からきれいに剥がれて、効率的に回収・除去できるラベル素材を発売する。
同製品は、容器の回収や再資源化が求められる中、リサイクルを促進する環境配慮製品として開発されたもの。
従来品は主に日本酒などの飲料用ガラス瓶向けとして採用されてきたが、今回、プラスチック容器にも適したラベル素材2アイテムを新たに開発した。
いずれも耐水性に優れた素材を表面基材に使用しているため、剥がれたラベルがアルカリ温水の中でも細かく破れることなく、効率良く回収・除去できる。
特にポリプロピレン(PP)系の合成紙を表面基材に使ったアイテムは、プラスチック容器の多くを占めるPET製容器への使用を想定。PPは水に浮きPETは沈むという比重分離の特性を生かして、より効率的なラベルの回収・除去に対応する。
また、合成紙ベースのアイテムのほかに、表面基材に当社の特殊耐水紙を用いたアイテムもラインアップし、プラスチック使用量を削減する。
両アイテムとも安全性を評価した物質のみを使用可能とする食品衛生法のポジティブリスト制度に適合した原料で構成した粘着剤を使用しており、食品用の表示ラベルをはじめ幅広い用途に提案していくという。
製品開発は、昨今のプラ削減の必要性の高まりを考慮したもの。「プラスチック資源循環促進法」が制定され、プラ容器をリサイクルするためには、表示ラベルも、使用後はきれいに剥がれることが求められている。
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