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凸版印刷 5G帯の複数電波用波吸収体を開発 軽量・薄膜でデザインにも多様に

【2022年12月6日】凸版印刷はこのほど、周波数28~300GHzのミリ波帯において、複数の電波を選択的に吸収する、軽量・薄膜のマルチバンド対応ミリ波吸収体を開発した。

同開発品はメタサーフェス構造からなる軽量・薄膜のフレキシブル性のあるシート。オフィス室内や工場建屋内の天井や壁の装飾に使用できる意匠性を付与できる。
第5世代移動通信システム(5G)で使用する高周波数のミリ波帯において、選択的に複数を吸収することができ、無線通信機器からの電波の干渉や漏洩を低減し、高速・低遅延・多数同時接続を可能する。
5Gだけでなく、将来の第6世代移動通信システム(6G)でも、安全安心な高速通信環境を実現する。

5Gではミリ波帯と呼ばれる28GHz帯や、追加割当候補周波数39GHz帯などの高周波数の電波を使用するため、大容量データの高速通信が可能となり、高精細な動画の配信など様々なデジタルサービスが拡大する。
しかし、ミリ波帯では、電波の干渉や漏洩、損失などが起きやすく、通信速度の低下や遅延などの通信品質の問題があった。

この問題を解決するため、複数の材料を用いる多層のものや磁性体などを原料にした電波吸収体が用いられてきたが、室内空間との調和が取りづらい、厚みや重量により室内設置が難しいなどの課題があり、軽量・薄膜で意匠性のある電波吸収体の開発が期待されていた。

凸版印刷は今後、軽量・薄膜で意匠性のあるミリ波吸収体開発を推進し、反射板などの電波環境改善部材の開発とともに、電波環境に関する各種実証実験を通じて効果検証を行い、空間設計技術の開発を進めていく。

なお、同開発品は12月7日(水)から9日(金)に開催される「第13回フィルムテック ジャパン(高機能フィルム展)」(会場:幕張メッセ)の凸版印刷ブース(4ホール 30-60)に展示される。

「第13回フィルムテック ジャパン(高機能フィルム展)」について
名称:第13回 フィルムテック ジャパン(高機能フィルム展)
会期:12月7日(水)~9日(金) 10:00~18:00(最終日のみ17:00終了)
会場:幕張メッセ (凸版印刷ブース:4ホール 30-60)
主催:RX Japan株式会社 (旧社名: リード エグジビション ジャパン)
www.material-expo.jp/film/

 

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