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「印青連サミット&懇親会」 10年ぶりの首脳会談で印刷・後加工業界を展望

【2019年12月23日】印刷産業青年連絡協議会(印青連)は12月20日、東京都台東区の国立科学博物館 日本館(旧本館)2階講堂で、「印青連サミット&懇親会」を開催した。

「印青連サミット」は、業界の現状確認と未来予測などを各所属団体の代表がおこなうもので、今回、10年ぶりに開催された。

冒頭、田中淳会長が「私は印青連が、ただ単に仲のいい親睦会ではなく10単組が“連絡する”という部分を重視し、役員以外も参加してもらい十分に連絡しあうことを目指している。今回の首脳会談は、各単組のトップが集まると同時に、仲間が集まりお互いをよく知ろうというものだ。登壇する人間だけではなく、参加者全員がグループディスカッション、そして懇親会まで楽しんでほしい」とあいさつした。

 

サミットレポート

サミットの第1部「10人の代表者に聞く『10』の質問」では、嶋雅浩氏(東京スクリーン・デジタル印刷協同組合青年グループ201)の司会進行で始まり。各単組の代表が、10年前の印青連で発表された組合員数や業界の統計などを現在の数字と比較。多くの青年部が会員数を減らすなど厳しい現状が明らかになった。

発言の要旨は以下の通り。

上田武彦氏(若葉会)「3年前に親会が解散した。青年部のみ残っている状態」
長谷川太一氏(青光会)「正会員は10社が9社に、親会が合併し特殊加工組合になった。相当厳しい」
北島国芳氏(ラベル青年部)「青年部は18社から9社に減少。親会が68社から48社に、5年後には半減、いずれなくなってしまう」
相馬晋平氏(青樹会、田中会長代読)「親会が53社から28社へ減少、青年部は18社から9社になった。他の組合と一緒になろうという声もあるが進んでいない」
稲満信祐氏(FACE)「21社を73社まで戻した。親会も395社から一時期減らし297社まで盛り返している」
尾形直人氏(リンクス)「11社から7社に、今後も減っていくのが見えている。青年会だけでも増やそう。特器内は印刷会社は一社もない、後加工の組合」
斎藤和則氏(正札青年部)「9社から11社と横這い。親会は216社が128社まで半減した。ラベル組合と一緒になりたいという声もあるが…」
飯村健氏(グループ201)「23社が19社に、親会も66社が55社になった。後継者不足が課題だ」
高久雄二朗氏(東京製本二連)「4割減で133社が72社になった。主な活動ではpage展への参加がある」
今井孝治氏(東青協)「当組織は一般印刷の組合 。親会が1558社から1105社に。青年部は450社から335社になった」

この後、「第2部グループトーク」「第3部グループ発表」が行われ、現状から将来展望までを参加者が語り合った。

印青連
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