【2019年7月5日】凸版印刷はこのほど、よりリサイクルしやすい「PET(ポリエチレンテレフタレート)単一素材の個包装向けモノマテリアル軟包材」を開発した。
同製品は、「GL FILM」のラインアップの1つである「GL-LP(ジーエルエルピー)」を活用したPET単一素材のモノマテリアル対応品。凸版印刷では、現在問題となっている廃プラスチックに関して、解決法の一つとして提案する。
従来の個包装に使われる包材がアルミ素材を含む複数素材から構成されているのに対し、同製品は世界トップシェアの透明バリアフィルムブランド「GL BARRIER」の1つであるPET基材の「GL FILM」と、PETシーラントにより構成されている。
この製法と素材構成により、高い酸素バリア性と水蒸気バリア性、内容物の香り・品質を損なわない低吸着性を付加すると同時に、単一素材化(モノマテリアル化)によるリサイクル適性も高めました。
ASEANなどで需要の見込まれるシャンプーやコンディショナーなどの液体トイレタリー製品向けの個包装を初めとし、医薬品、食品など幅広い商品パッケージに利用でき、プラスチック減量化にも貢献します。
同製品は7月から、海外・国内のトイレタリー、医療・医薬、食品業界向けにサンプル出荷および販売を開始し、2025年に関連受注を含め約30億円の売上を目指す。
なお、同製品は、2019年7月3日から5日(金)まで、江東区有明の東京ビッグサイトで開催されている「第21回インターフェックス ジャパン」の凸版印刷ブースで展示される。
「GL BARRIER」シリーズ
http://www.toppan.co.jp/specialct/glbarrier.html
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