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カイゲン 中国人観光客向けにパッケージを変更 盛り上がるインバウンド市場

【特集】今年2月、日本の観光地には多くの中国人観光客が訪れた。彼らは「爆買い」に象徴されるショッピングを観光とともに楽しみ、その様子はテレビや新聞など多くのマスメディアで報道された。売り場ではサインやPOP、ディスプレーなどの表記も中華圏の買い物客向けに作ったものが目立ち、彼らをめぐる商戦は白熱したものになった。

この流れをさらに推し進めた新商品を、感冒薬などの製造・販売で知られるカイゲンファーマが発売した。 発売されたのは、総合感冒薬「カイゲン顆粒」(20包入り、希望小売価格2,200 円、税別)と複合胃腸薬「新キーパーU顆粒」(40包入り、希望小売価格1,900 円、税別)。いずれも免税対応のドラッグストアで発売。

パッケージはターゲットの中華圏からの観光客に定めており、彼らが好む光沢のある赤や金を使ったデザインを採用し、購買者の目につきやすい商品に仕上げた。また「Made in Japan」と英語表記し、日本の薬品の信頼感を訴求している。

現在、海外からの渡航者の間では品質の高い日本のOTC 医薬品(ドラッグストアなどで売られている一般用医薬品)の需要が増えており、購入して帰国するケースが増えているという。 2014年、訪日外客数は約1341万人(日本政府観光局調べ)と過去最高を記録した。また、20年の五輪開催までには2000万人にこの数が膨れ上がるという。

これらの観光客向けのインバウンド市場も比例して拡大。中でも中国人富裕層は購買意欲が旺盛で、これらの観光客に向けた商品は今後、さらに増えていくとみられ、カイゲンの取り組みはこの市場を狙う各社から注目を集めている。
カイゲン顆粒(IN)正面天井あり(ライト上部) (1)_R

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