【2018年8月29日】ミマキエンジニアリングは10月から、水性昇華転写用インクジェットプリンタ「TS55-1800」を発売する。
「TS55-1800」は高い生産性と長時間の安定稼働、さらに低ランニングコストを実現した1.8m大判プリンタ。新開発ヘッドを搭載しており、1時間に最大140㎡の高速出力を実現した。
速度と品質はモーdの切り替えで選択でき、同機では従来機では不可能だった毎時70㎡の高速モードでバンディングや色むらを軽減する「MAPS」の使用できる。
新規オプションユニット「ミニジャンボロールユニット」と「10kgインク供給ユニット」を開発し、高速プリントでも長時間の連続稼働を実現した。
「ミニジャンボロールユニット」は、約2,500m巻の転写紙[Mimaki Vision Jet-X]を装着するための繰り出しユニット。これまで、150m巻の転写紙を最速モード(140㎡/h)でプリントした場合、約2時間でプリントが完了するため夜間などオペレータ不在時に連続稼働ができなかったが、「Mimaki Vision Jet-X」のミニジャンボロールを使用することでこの課題を克服した。
また、小巻ロールと比較して平米単価を抑え、ランニングコスト削減する。
「10kgインク供給ユニット」は、1色あたり10kgのインクタンクをセットするためのユニット。大容量タンクなので長時間の連続稼働ができ、従来の2Lインクパックと比較してcc単価を大幅に削減する。
このほか「延長乾燥ヒーター」を用意した。通常のヒーター下部に搭載する延長ヒーターで、乾燥性が向上するため、ハイスピードプリントの巻取り時に乾燥が間に合わずメディアにインクが張り付く「ブロッキング」を抑制し、安定した生産が行える。
「TS55-1800」の価格は以下の通り。
RasterLink6Plus版
本体:398万円(税別)
本体+フルオプション:498万円(税別)
TxLink4 Lite版
本体:428万円(税別)
本体+フルオプション:528万円(税別)
ミマキエンジニアリングでは販売予定台数を年間1,000台(全世界)としている。
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