【2018年4月20日】先日、4月10日「フォントの日」を紹介したばかりで、ちょっと前には2月10日の「封筒の日」も紹介した。
こんな記念日ブームの昨今、また新たな記念日が誕生した。
「トマトケチャップ」で知られるカゴメは、ナポリタンの魅力をより多くの方々に伝えることを目的として、昭和の日の4月29日を「ナポリタンの日」に制定し、日本記念日協会から、正式な記念日として認定を受けた。
「なんで昭和の日?」と思ったが、確かに昭和の時代には「今日スパゲッティーにするよ~」とお母さんがいうと「ナポリタン」が出てくるのが当たり前だった。「ミートソース」や「ペペロンチーノ」が家庭で出てくるようになったのは、イタ飯ブーム以降のような気がする(記者調べ)。
ちなみに「ミートソース」も本場のイタリアにはないソース。似たものだと「ボロネーゼ」があるが、あちらは赤ワインを使用するなど、ちょっと味が違うのだ。
まあ、ナポリタンと言えば「ケチャップ」。カゴメがこれを盛り上げれば、自然に「トマトケチャップ」も売れるという戦略。ケチャップではカゴメがトップシェアを維持し続け、これにつづくのがキッコーマンの「デルモンテ」、ハインツは世界最大手だが、日本ではそれほどシェアを持っていない。
つまりサントリーの「ハイボール」と同じで、シェアトップ企業だからできる「ナンバー1戦略」というわけだ。
で、カゴメではこんな「ナポリタンの日」ロゴも作った。おそらくこれは、パッケージでも使用されるだろうが、使用期間が難しそうだ。
もちろんこれだけではない。
カゴメでは以前からナポリタンの魅力を伝える公式キャラとして、ナポリタンを擬人化した「ナポリたん」が活躍していた。
そしてこの度、このライバルとして、新キャラクター「ミート総帥」が登場した。
まあ、こういうのは説明するとちょっと恥ずかしいが、「ミート総帥」は、ミートソースのすばらしさを伝えるために生まれた「ミートソースの精霊」とのこと。ナポリタンを際立たせるライバルにふさわしいし、ミートソースにもケチャップが使われている(カゴメ出はミートソースも発売しています)。
両方とも、めっちゃ萌えキャラだが、たぶんこれはカゴメの人の趣味だろう。もっとパッケージとかに使ってほしいと思うけれど、主婦は反応しないだろうなあこれ。
今後、ペペロンチーノを応援する少女「ペペロン・チノちゃん」や、カルボナーラの戦士「カルボ・ナラ」なんかも出てくるかも
このほか「ナポリタンの日」を盛り上げる新企画として同社では「ナポリタンの日」特設サイトをオープン。イチオシのナポリタン=「推しナポ」を募集するキャンペーンも実施する。
リアルイベントでは、「ニコニコ超会議2018」にも「ナポリタン VS ミートソース」をテーマにブース出展し、ナポリタンの魅力を伝える。
さあ、このカゴメの戦略に、ユーザーの心は“キャッチアップ”するかどうか!?記者も楽しみにしている。
「ナポリタンの日」 特設サイト
https://c-so.net/kagomesp/
“推しナポ”投稿キャンペーン キャンペーンサイト
https://c-so.net/kagomesp/room/582/
“ナポリたん&ミート総帥” 特設サイト
http://www.kagome.co.jp/campaign/napomeat/
「ニコニコ超会議2018」
http://www.chokaigi.jp/2018/guide/
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