【2015年9月26日】広島といえばお好み焼き、世界遺産厳島神社、そして「仁義なき戦い」。有名な1973年公開の実録もの極道映画だが、強烈な印象に残るのはあの広島弁だ。この影響からか、他の地方の人が広島弁を聞くと「ちょっと怖い」というイメージあるのではないだろうか。
これを逆手に取ったスナックが10月1日(木)に登場する。
丸徳海苔はパッケージにこわもての男性が描かれた「ワルのりスナック」”お好み焼き味”と”瀬戸内レモン味”を、自社ウェブサイトやお取り寄せサイト「47CLUB」、量販店、百貨店、土産物店で発売する。
パッケージは通常の包装の上に「ワル顔」を表現したデザインの巻紙を施している。この顔は海苔で表現されたもので、デザインはお好み焼き味3種類、瀬戸内レモン味3種の計6種類を用意した。なぜか、1頭シカも極悪顔で登場しているのが、非常にシュールで素敵だ。
顔の横にはちょっと怖い広島弁が表記されているが、裏側には標準語でその意味が書かれている。
例えば
広島弁「このガンボタレこれ買ぉてくれんのんか?」→標準語「ねぇ、ぼく。これ買ってくれるとうれしいな。」
「われ、どしゃげんさんなよ!」→「本商品はこわれやすいのでどうぞぶつけないでください」
「こんなぁ、「広島焼き」⾔うたじゃろ?」→「『広島焼き』ではなくこれが『お好み焼き』です。」
(広島の人に「広島焼」「広島風お好み焼き」は厳禁です)
といった具合に心にしみる広島弁とその翻訳がワルのり気味に書かれている。
さらに巻紙を取ると、やさしい顔が現れるというオチも。
同商品の原案は同社が考案し、商品コンセプト設定とそれに基づくデザインは47CLUBと共同開発している。
パッケージも斬新だが、中身のスナックもこれまでの「味付けのり」や「揚げのり」などとは異なる製法で製法で作られており、サクサクとした新食感を実現している。
「お好み焼き味」は、広島名物「おたふくソース」もたっぷりと使用しており、コクのある甘さと、まろやかさが特徴。
「瀬戸内レモン」は瀬戸内産レモンと瀬戸内産の藻塩を使用し、さわやかな香りと味わいを持たせている。価格は350円(税別)。
発売する丸徳海苔では「海苔で作図した強面顔と添えられた強烈な広島弁のメッセージ。一見恐ろしいパッケージも巻紙をはがすと、やさしくかわいらしい顔があらわれて、本当はやさしい県民性と栄養バランスが良く体にやさしい海苔を表現している」という。
同社の担当者は「メディア、SNSからの口コミを期待しており、まずは若年層への広がりを、期待しているが、広い年齢層の方に楽しんで食べて頂ければと思っています。まずは地元の量販店、百貨店、土産物店での販売を予定しており、広島発信の『おもしろい商品』として全国へ発信予定です」と話す。
実は優しい広島弁、「ワルのりスナック」とともに皆さんも味わってみてはいかが?
〈参考〉
ちなみに当サイトで紹介した隣県である岡山のももたん。「生グソ味(生グレープフルーツソフト味)」という大胆な商品名に驚くとともに、動画サイトで聞く彼の岡山弁はかなり怖いので、ぜひ聞いてみていただきたい。
Copyright © 2025 プリント&プロモーション . ALL Rights Reserved.