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【開催中レポート②】「TOKYO PACK 2018」 包装はデジタル?機能?販売促進?

【2018年10月3日】「TOKYO PACK 2018-2018東京国際包装展-(Tokyo International Packaging Exhibition 2018)」が10月2日に有明の東京ビッグサイトで開幕した。

TOKYO PACK 2018 東京パック2018

「TOKYO PACK」はアジア最大級の国際総合包装展。今回は「考えよう 地球をまもるパッケージ」をテーマに、国内外から約700社が出展し、63,000人の来場を見込む。
開催は10月5日(金)まで。

来場事前登録は以下から
http://www.tokyo-pack.jp/visit/regist.html

プリント&プロモーションでは今回、注目の出展者をピックアップし写真を中心に紹介する。
社名の後のカッコ内はブース番号。

【開催中レポート①】「TOKYO PACK 2018」 海洋プラ意識か?製紙会社ブースに注目集まる!

【開催中レポート③】「TOKYO PACK 2018」 包装に応用!プリントと加工 技術多彩に

 

レポート② デジタル?機能?販売促進?

レンゴー(1-17)は、「プレプリントデジタル印刷」をメイン展示した。
同社はHPのインクジェット印刷機「HP PageWide T1190 Press」を利根川工場に導入し、2019年夏までに稼働させる。「HP PageWide T1190 Press」は段ボールにフルカラーが可能で、今回はその能力をPRするため、天井いっぱいまでフルカラープリントした段ボールのロールを展示している。

担当者によると「グラデーションの表現に優れ、少量向き」とのことで、新商品の初期プロモーションや、祭りなどの地域イベントに合わせた少量・耐品種の段ボール生産に活用していくという。
また、小売店舗では人手不足が課題となっており、ダンボールをPOP代わりに使用したいという声もある。

また、「RSDP」や「RAKUPPA」など、梱包から輸送はもちろん、開封とディスプレイまでを一体化した商品にも注目が集まった。
このほか、環境対応のフレキソ印刷で提供した「いろはす」などのラベルも展示するなど、同社ブースは展示会内でも一二を争う賑わいを見せている。

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富士フイルム グローバルグラフィックシステムズ(1-26)は、インクジェット印刷機「JetPress540WV」の導入企業による印刷サンプルを多数陳列している。
ホテルのアメニティなどを製造しているフィードは導入後、版不要で軟包パッケージを表刷りで少量生産できるようになり、小規模な得意先の要望に対応可能となった。
このほか、北四国グラビアと富士特殊紙業の食品パッケージ、昭北ラミネートの薬品用のパッケージを公開している。

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日本HP(2-41)は、自社のデジタル印刷機で作成されたパッケージの実例展示が充実している。
今回、ブースを隣接し展開する凸版印刷(2-42)と開発したデジタル印刷用レトルトパウチを披露。これまでトナーやインクジェットでは困難と言われていた湯煎できるパウチを実現しており、耐熱性能は130度×30分と従来品と遜色のないものとなっている。

また、Indigo用アプリケーション「Pack Ready(パックレディー)」も紹介。大きく分けて2つの機能があり、一つはエイジングの必要がなく、すぐに出荷できる機能で、もう一つはパッケージの大枠のデザインを用意し、一部をその場で撮った写真にできる機能。
いずれの場合も工数を削減し、欲しい時に、欲しいだけ、欲しいものを提供できる。

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このほか、インクジェットバーニッシュを使ったワンパスデジタル加飾や、インモールド成型との組み合わせ、段ボールの内側をプリントしアップデートするなど、同社製品を活用したアイデアを展示・解説している。

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実機では「HP Indigo6900」で軟包装プリントををデモンストレーションしている。

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王子グループ(2-53)も、製品導入企業を多数展示。デジタルプリントではチューエツや笹徳印刷などの印刷物を陳列している。

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また、グループ企業のユポコーポレーションのユポ紙を使ったオンデマンド印刷も紹介していた。

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共同印刷(1-09)は、自社の製品を多数展示。中でも新製品の「レンジアップカートン」は紙製にもかかわらず、ラップが綺麗に貼りつき、レンジでの温めに適している。

また、中身が残りにくい「身離れ機能フィルム」なども展示している。

 

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