【2017年9月1日】「サイン&ディスプレイショウ2017(SIGN&DISPLAY SHOW2017)」が今日8月31日(木)、江東区有明の東京ビッグサイトで開幕した。
開催は9月2日(土)まで、開催時間はいずれも午前10時~午後5時まで。
同展示会は看板、案内板、表示板などのサインや、広告・展示用装飾などのディスプレイに関する資機材、サービスの見本市。今回は約140社(350小間)が出展し、最新の製品を展示している。
プリント&プロモーションでは、レポート①に続き、IJPを中心にデジタルプリント関連の資機材やサービスをレポートする。
(社名の後の数字はブース番号)
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ローランド ディー.ジー.(ブース131)は、参考出品のIJP、2機種を前面で実演している。
参考出品の1台はUV硬化型で、高さ100㎜までの厚みのあるものを印刷できるタイプ。
「LEF-300」に外形は似ており、後継機または派生機と思われる。
「テーブル拡張タイプ」との表記のとおり、被出力物をセットするテーブルが手前に大きく引きだされており、出力できるサイズや個数がこれまでより多くなる仕様のようだ。
もう1台の参考出品は、完全に撮影禁止とのことで、遠くからの撮影(ブース全体の撮影)も不可とされてしまった。
見た目は「VersaCAMM VSシリーズ」に似ているが、UV硬化型に仕様を変更しており、今のトレンドに合わせたもののようだ。
こちらは現場でご覧いただきたい。
このほか、インクジェットプリント用のデザインソフト「InClix(インクリックス)」を展示。このソフトでは、被出力物のテンプレートからデザインを起こせるため、従来より短時間でのデザイン構築が可能。
OKIデータ・インフォテック(ブース111)は、大判IJPやTシャツプリントなど多彩な展示を行った。
「ColorPainter M-64s」は大判の低臭気ソルベントIJP。2013年の発売以降、実用速度では今も最速を誇る。
カラープリンタ「VINCI」は、白トナーを搭載しており、Tシャツや透明フィルムへのプリントが可能なことから導入数を伸ばしている。
Tシャツでは、白トナーにより濃い色のTシャツでも美しくプリントできることや、転写後のカス取りが不要なシートを紹介。透明フィルムへのプリントは、バックのデザインを差し替えることでイメージの異なるデザインを提供できるといった実例を紹介している。
武藤工業(ブース47)は、最新のフラットベッドIJP「VJ-626UF」を参考出品している。
このIJP、高さ150mmまでの厚みのある物品へのプリントが可能。こういったIJPはペンやゴルフボール、アクリルキーホルダーなどへのプリントで活用されることが多いが、これほどの厚みを持つ製品へ出力できるプリンタは少ない。
担当者は「シャンプーのボトルへプリントしたいという要望があり、調べたところ高さのある物品への要望が多いとわかる今回の新製品リリースとなった」と開発経緯を話す。
日本HP(ブース102)は、ラテックス系IJP「HPLatex560」を出品。
同機は水系のラテックスインクを搭載しており、安全性が高く臭気もないことから壁紙などの内装材を出力することが多いという。
担当者は「第3世代になり安定性が増している。今回は耐久性や耐擦過性の強さもアピールする」と話す。
会場レポート③につづく
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