【2017年2月17日】FOOD TABLE in JAPAN 2017が2月15日から今日17日まで、千葉市美浜区の幕張メッセで開催されている。
同展示会は小売りや流通、外食と、そこで販売される食材などにかかわる4つの展示会(「スーパーマーケット・トレードショー「こだわり食品フェア」「デリカテッセン・トレードショー」「外食 FOOD TABLE」)からなるイベント。
プリント&プロモーションでは、店頭装飾や販促関連、包装資材などにフォーカスしレポートする。
野菜や果物向けの軟包装で知られる精工(5-208)は、ユニバーサルデザインの新型パウチ容器を出品した。
同製品は、トップシール(ふた部分)のフィルムを45度ずらして取り付けており、容器の外側に飛び出した部分を引くことで簡単に開けられる。
身体に押し付けて開ければ、片手でも開封できることから「これまで一人で容器を開封することが困難だった人に使ってほしい」としている。
また、同じくトップシールの容器では、中身を見せるカップを出品。おいしさを商品そのもので伝える展開を来場者にアピールした。
このほか、自社が販売しているトップシール包装機などを展示し、自社の技術をPRした。
福助工業(7-416)は、軟包装の資材を印刷加工するメーカー。
新製品の「レンジシールFKシリーズ」は空気抜きができるため、そのまま電子レンジで温められる。
中身が見える窓付き紙袋のルックバッグの新製品は、調味料用のポケット付き。これまで別に渡していた調味料を一緒にできることからオペレーションを簡便にし、渡し忘れの防止にもつながる。袋には印刷も可能で、店舗名やロゴなどをデザインできる。
「易カット凹(おう)キューブ」は、ポリエチレンのみ3層で作られた三方シール袋。ラミネーションを加えていないため開けやすい上、衝撃や折れに強く、耐ピンホール性も高い。
軟包装資材を一貫生産する三洋グラビア(7-614)は、「イージーオープン袋」を提案している。
「イージーオープン袋」は開け方向を選択できる製品。開けやすく、中身の飛び散りなどを防止。開けた後も目的に合わせて使いやすい形状となる。
担当者は「2年くらい前から販売しており好評。開けやすさは、そのままリピート購買に結びつく」と話す。
クラウン・パッケージ(6-302)は、同社の主力の段ボール箱「バリットボックス」を中心に展示した。
「バリットボックス」は、カッター不要で開けやすく、箱を開封すればそのまま売り場に陳列できる。
欧米ではシェルフレディパッケージング(SRP)と呼ばれているこの提案は、売り場のオペレーションの省力化に役立ち、美しく見せられることや、ブランドオーナーがフェイス(陳列場所)を確保できることから急速に普及している。
同社でも「バリットボックス」に加え、載せるだけで美しく陳列できるディスプレイ用段ボール棚を紹介した。
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