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セミナー「春のイベント・海外展示会大報告会」を開催 欧州・中国の展示会を4氏が報告

【2025年3月12日】大野インクジェットコンサルティング(大野IJC)とHunkeler AG、縞猫商会、プリント&プロモーション(P&P)は共催で、3月11日、東京都中央区の日本印刷会館で、セミナー「春のイベント・海外展示会大報告会」を開催した。

セミナーは、4人が登壇し、今春行われた4つの海外プリンティングイベント・群をレポート。参加者は約30人で、登壇者からの情報発信に、多くの質問や意見が寄せられた。

冒頭、主催者を代表し大野彰裕冒頭、主催者を代表し大野彰得氏(大野IJC代表)が「参加者は少し少なめだが、今日来られた方は貴重な情報を得ることができるだろう。ぜひ多くの情報を持ち帰ってほしい」とあいさつし、セミナーが開始された。

 

Hunkeler Innovationdays

Hunkeler AG代表の中尾誠一氏は、同社が2月に開催した「Hunkeler Innovationdays(フンケラー イノベーションデイズ、HID)」について報告。

「HID」は、印刷後加工機メーカーであるフンケラーが行う大規模内覧会で、スイスのルツェルンで2年に一度の割合で行われている。
自社製品はもちろん、印刷機メーカー各社の製品を集めて、後加工までをデモンストレーションすることから、印刷の現状が分かる見本市としてその存在感を増している。

中尾氏は「フンケラーのスローガンは『CONNECT』で今日のセミナーも多くの方が集まるCONNECTの場だ。HIDでは1万㎡の展示会場に、デジタル印刷機や後加工機が並び、特にインラインの展示が多かった」とした上で「印刷後の加工は必ず行うものなので、この形の展示が見られることがよいと評価を受けた」と報告し、「次回は皆さまもこぞってご参加ください」と呼び掛けた。

DPES CHINA

縞猫商会代表の松井康祐氏は2月に中国で行われた「DPES CHINA 2025」について報告した。

「DPES CHINA」は2008 年に創設され、毎年開催されているサイン&ディスプレイの見本市。毎回、看板や広告制作に関する最新製品や技術、システム、サービスなどが展示されており、大判プリンタをはじめカッティングプロッタ、メディア(用紙)、レーザー加工機、LEDディスプレイ、などが展示される。
今回は、第3回DPES繊維印刷&刺繍博覧会と同時に開催。120,000以上の企業が出展した。

松井氏は同展示会を中国のローカル展示会と位置づけ「地方ならではの会社も多かった」と振り返った。「展示物は昇華転写が多く、インクは染料が少なく顔料が多かった」とする。
また、過去の展示会との比較で、仕上げで洗い出しなどの工程がない「ドライプリント」が増えており、「この傾向は続くだろう」と予測。各社の採用ヘッドでは「エプソンのヘッドが席巻している」と述べた。

APPP

大野氏は「上海広印展 APPP」をレポート。
DTFの中でも「UV-DTFが多かった」とし、デカールプリントが中国で人気になっている現状を報告した。また、転写にフィルムではなく紙を使用する「ダイレクトtoペーパー」があったことにも触れた。

この上で「海外に出てみると、日本はガラパゴスであることが分かる。中国の製品は品質が向上しており、日本人が考えつかないような面白い製品も多い。恐れずにこれを導入する企業が勝つのではないか」と話した。

このほか、プリント&プロモーションの中村記者も「Print South China2025・SinoLabe2025」について報告した。

なお「Print South China2025・SinoLabe2025」「上海広印展 APPP」のレポートは、後日、プリント&プロモーション内で掲載予定。

 

 

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