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MTJN「デジタル加飾ソリューションセミナー」リポート② レーザーでイラストを描く「motioncutter」で印刷の価値飛躍


【2015年7月27日】「デジタル印刷機は後加工が課題」そう考える印刷会社は多い。その課題解消に向けた解説セミナーとデモンストレーションを行う「デジタル加飾ソリューションセミナー」が7月23日、24日、東京都江東区越中島のメディアテクノロジージャパン(MTJN)「ホワイトカンバスMON-NAKA」で開催された。リポートの2回目はレーザー加工機「motioncutter」について報告する。

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「motioncutter」は抜き加工はもちろん、彫刻のような細かな表現で文字や絵などを素材上に表現できる。
抜き加工では3軸レーザーにより、毎分40m(枚葉)のダイカットが可能。抜き型を必要とせず、少量印刷の加工に適している。リピート時もデータを呼び出して加工できるため、作業効率が高く、短納期に対応。カットでは全抜きはもちろん、ハーフカットやミシン目などさまざまな抜きができ、素材も薄手のフィルムなど燃えてしまうものでなければ対応可能という。

抜き加工だけでなく、素材上にロゴマークや文字、イラストなどをレーザーのパワーを細かに調節して描画でき、カットと合わせて立体的な紙加工の表現を得意とする。

セミナーではMTJNソリューション統轄部グラフィック事業推進部の佐々浦映展担当副部長が「デジタル印刷機で少量の印刷を行い、後加工で刃型を使っていては、利益が出しづらい。印刷物の価値はレーザー加工による複雑なカットと描画により、飛躍的に高まる。同加工機は印刷会社が開発したもので、同業者が操作しやすい構造となっている」と特性を説明した。

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同機の導入台数は全世界で25台。価格は約5,000万円。

デモではCSVデータから人の名前を可変加工する「ネームカット」や、イラストの描画などを実演。煙やそれに伴う煤(すす)が出にくい構造を参加者に披露した。

同機の課題は白い紙をカットした場合、カット断面に焦げが見えること。また、カット部分が素材によっては荒く見えるケースもある。一方、描画の表現力はレーザー加工機としては及第点以上。煙や煤の出ない機構は優れており、印刷物のパーソナライゼーションで求められやすい可変情報の加工も標準装備していることはポイントが高い。
後加工のデジタル化という点では、投資対象として優れた製品と考えられる。

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デモなどの問い合わせはメディアテクノロジージャパン(☎03-5621-8266)まで。

リポート①はこちら


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