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日榮新化ら5社 ラベル台紙をリサイクル素材に変更 回収しマテリアルリサイクルで再生 廃棄は現在1億平米/月(国内)

【2022年4月7日】日榮新化はこのほど、トッパンインフォメディアや東洋紡、シオノギファーマ、三井物産ケミカルと「資源循環プロジェクト」に関する共同開発契約を締結した。

この「資源循環プロジェクト」は、ラベル台紙(剥離紙・セパレーター)をリサイクル専用セパレーターに置き換えるもの。
これにより、使用後の台紙を資源として回収・リサイクルでき、ラベルユーザーで発生する台紙のゴミをゼロにする。


剥離紙(セパレーター)のイメージ。ラベルやシールの台紙として利用されている

現在、ラベル台紙は、国内の製造業全体で月間1.16億㎡が使用されている。そして、そのほとんどが資源として回収・再利用されることなく、廃棄・焼却されている。

プロジェクトでは、これらのラベル台紙を再生PET製フィルム(リサイクル専用セパレーター)に置き換え、使用後に回収。その後、マテリアルリサイクルを行うことで、同じリサイクル専用セパレーターに再生し、ラベル台紙の廃棄をゼロにする。

ユーザーは、「ラベル台紙」を変更するだけで、資源循環プロジェクトへの参画が可能。リサイクル専用セパレーターは、従来のラベル台紙と同じように使用かのうで、抜き加工テスト、ラベラテストなども実証済み。コスト面でも、同社比で従来品と同等の価格を実現している。

同社では、資源循環プロジェクトを通して、ラベル台紙の循環型水平リサイクルに取組み、サーキュラーエコノミーを実践。プロジェクトへの参画の輪を広げることで、「ラベル台紙はリサイクルが当たり前の世の中」の実現を目指すとしている。

資源循環プロジェクトについて
https://www.neion.co.jp/tech/resource-recycling.html

日榮新化お問い合わせフォーム
https://www.neion.co.jp/contact/sdgs_form.html

 

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