【2025年8月26日】大日本印刷(DNP)とANA、セコマ、野嵩商会は7月7日、北海道で製造する牛乳やヨーグルト、デザート類を新千歳空港から那覇空港まで即日空輸し、翌日沖縄県内で販売する取り組みを開始した。
輸送には、DNPが開発した「多機能断熱ボックス」を活用。高断熱・高気密構造により電力を使わずに一定温度を保ち、パレットをそのまま収容できるコンテナ型で従来比約2倍の輸送量を可能にした。
対象商品は、セコマが北海道豊富町や札幌市で製造する「サロベツ牛乳」「北海道生乳100%とよとみプレーンヨーグルト」「とよとみミルクコーヒー」「たまごプリン」「ミルクプリン」など。輸送した商品は野嵩商会が展開する沖縄県内のスーパー「フレッシュプラザユニオン」で販売される。
ANAは2024年から一部商品の沖縄輸送を実施していたが、今回は新千歳発に切り替えることで、コンテナ単位の大量輸送を実現した。今後は輸送回数や商品数を増やし、旅客機の床下貨物スペースを活用して物流の効率化を図る。
今回の取り組みについて、各社は「北海道の新鮮な味を沖縄に届けることで地域創生にも貢献する」としている。
DNP多機能断熱ボックスの詳細
https://www.dnp.co.jp/biz/products/detail/20172667_4986.html
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