【2017年9月30日】リコージャパンの”魅せる印刷工場”「RICOH CustomerExperience Center TOKYO(リコーカスタマーエクスペリエンスセンター トーキョー)」がこのほど、日本印刷産業機械工業会が実施する「Japan Color認証制度」の「デジタル印刷認証」を取得した。
「RICOH CustomerExperience Center TOKYO」は2016年11月、商用印刷に関する一連のワークフロー(受注から編集、印刷、後加工、梱包、配送まで)をユーザーが体感できる施設としてオープンした。
工場内ではリコーグループで実際に使用されているカタログやパンフレット、ポスター、名刺などの一部を印刷しており、実際の印刷工場を先進のショールームにしていることが特長だ。
リコーは、製品カタログをオフセット印刷からデジタル印刷(オンデマンド印刷)に切り替え始めており、約73%をデジタル印刷化している。工場は省力化や自動化を進め、運用を標準化することで、より高品質で安定した販促物の提供を可能としている。
「Japan Color 認証制度」は、日本印刷産業機械工業会がISO国際標準に準拠し、日本のオフセット枚葉印刷で印刷色の標準となる「枚葉印刷用ジャパンカラー」に基づいて認証を行っている。
「デジタル印刷認証」は、「Japan Color2011」を基本として、オフセット枚葉印刷に対するデジタル印刷の色再現の運用能力について認証するもの。
デジタル印刷機のメンテナンスと数値管理などによって、高品質の印刷物を安定的に作成できる運用能力について認証している。
認証の対象は印刷会社の工場単位で、本審査では工場内のデジタル印刷機1 台の出力結果を、JapanColor の色再現性や安定性を測色器により定量的に評価する。
今回の審査では、「RICOH CustomerExperience Center TOKYO」で稼動する「RICOH Pro C9110」の運用に対し、審査が行われ、認証取得となった。
リコージャパンでは「プロダクションプリンティング市場において、“お客様とビジネスを共創する”というコンセプトのもと、今後も印刷の実務を社内で自ら実践することにより、その運用ノウハウを高め、お客様にその価値を提供していく」としている。
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