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DNP「オリンピック・ランゲージ:デザインでみるオリンピック」展を開催 7/20~8/28、東京・銀座で オンライン講演会も

【2021年7月29日】大日本印刷(DNP)は7月20日~8月28日(土)まで、東京・銀座のギンザ・グラフィック・ギャラリー(ggg)で、「オリンピック・ランゲージ:デザインでみるオリンピック」展を開催している。
共催はDNP文化振興財団、オリンピック文化遺産財団(本部スイス・ローザンヌ)。

同展は、東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が推進する「東京2020参画プログラム」のひとつ。
スイス・ローザンヌのオリンピック博物館で2018~2019年に開催された展覧会「Olympic Language: Exploring the Look of the Games」を世界初の巡回展の形にして、東京2020大会に合わせて実施している。

オリンピックのエンブレムやピクトグラム、聖火トーチやメダル等は、開催都市や国の文化や精神、歴史の影響を受けながら、オリンピックのビジュアル・アイデンティティ(VI)の一部として大会ごとにデザインされている。

デザインの面で特に画期的だった1964年東京、1968年メキシコシティ、1972年ミュンヘン、1994年リレハンメル、2004年アテネの5つの大会に焦点を絞り、エンブレム・ポスター・ピクトグラム・マスコットなどを通して、各大会のデザインがどのようにオリンピックの統一感と大会の個性を表現してきたかを探る。

20日に行われた記者発表で、オリンピック文化遺産財団TinaSgaruma(ティナ・シャルマ)氏は「五輪憲章が訴えているのは人生哲学そのもの。身体や意思や心を一体化することが重要ととらえており、生き方に大きな影響を与える。五輪文化財団は、このようなオリンピズムを広めて共有していきたい。スポーツ文化とアートが融合するオリンピックのルックやビジュアル、ランゲージは見るものに一体感をもたらす。もともとローザンヌで展示されているものだが、これを共有できることに喜びを感じる」と述べた。

 

オンライン講演会

また、今回、本展の関連事業として、オリンピック・デザイン史家であるマルクス・オスターヴァルダー氏による記念講演会を8月6日(金)にオンラインで開催する。聴講料は無料。

講師のマルクス・オスターヴァルダー氏は、グラフィックデザイナーの本業のかたわら長年にわたってオリンピック・デザインの歴史を研究してきた。

2020年には著書『Olympic Games – The Design』(邦訳『オリンピックデザイン全史1986-2020』河出書房新社刊)を刊行。本展のもとになった2018年のオリンピック博物館(スイス・ローザンヌ)での「Olympic Language: Exploring the Look of the Games」展の企画も手掛けている。
講演会は、同氏の秘蔵コレクションの多数の資料・画像で、オリンピック・デザインの歴史をたどるスライド・レクチャーとなる。

講演会の概要

日時:8月6日(金)19:00~21:00
講師:マルクス・オスターヴァルダー(オリンピック・デザイン史家)
開催方法 :Microsoft Teamsライブイベント
言語:日本語・ドイツ語(講演は日本語字幕付き、質疑応答は日独逐次通訳付き)
聴講料:無料
次のURLから事前の申込みが必要(https://www.dnpfcp.jp/gallery/ggg/
主催:DNP文化振興財団

 

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