DMM　日立物流、佐川急便と共同で3Ｄプリントの拠点を都内に設置　製造から即納に対応

【2018年12月13日】DMM.com（DMM）はこのほど、日立物流、佐川急便と共同で日立物流京浜物流センター（東京都大田区平和島5-3-2）内に3D造形物の生産拠点を設置し、運用を開始した。

これまで、DMM.make3Dでは、プリントサービスの主要な生産拠点を石川県加賀市に設置していた。プリンタ本体に加え、付帯設備、資材などの管理に広大な土地が必要なためで、地方に生産拠点を置く必要があった。

今回の取り組みでは、日立物流の流通センター内に生産拠点を置くことでコストを抑え、佐川急便の流通網を用いることでより迅速な輸送が可能となった。
これにより、これまで物理的な制約により対応が難しかった首都圏への「即納」を実現し、DMM.makeの強みである価格と品質を維持できるようになった。

拠点施設では、法人などからの需要が多い、プロトタイプや保守パーツの造形に適したプリンタを導入。複数の素材を用いることにより、ゴムのような柔らかい素材、硬い素材、耐熱性の高い素材を出力することができ様々なニーズに対応する。

今後、DMMでは試験運用期間を経て、より顧客ニーズに適したプリンタの導入、生産設備の拡充を実現。同センターでは、メーカーの保守部品等の管理を行っており、保守部品などの3Dデータ管理を行い、必要な時に必要な個数を即納できる体制を構築していく予定。

DMM.make
https://make.dmm.com/