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セイコーエプソン デジタル捺染技術の研究開発施設を開設 イタリア・コモ地域に2カ所


【2016年12月14日】セイコーエプソンはこのほど、イタリアのコモ地域にデジタル捺染技術の研究開発施設を開設した。

研究所は「Innovation Research Lab(イノベーション・リサーチラボ)」と「 Printing Research Center(プリンティング・リサーチセンター)」の2カ所で、いずれも世界有数の捺染業拠点となる。
拠点の設置は、グループ会社である Epson Italia S.p.A.(EIS)を通じて行われた。

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「イノベーション・リサーチラボ」は捺染印刷用のインク技術の研究開発を専門とした施設で、エプソンの子会社For.Tex S.r.l.(フォルテックス社)と共同で設立した

「プリンティング・リサーチセンター」は、捺染印刷向けのインクジェット技術の研究開発施設。今年6月エプソンが買収したFratelli Robustelli S.r.l.(ロブステリ社)と設立した。
モナリザ ロブステリ 捺染 Monna Lisa
インクジェットデジタル捺染印刷機「Monna Lisa」

この 2 つの施設に加え、エプソンは両社とともに2014年4月にコモ地域に「Textile SolutionCenter(テキスタイル・ソリューションセンター)」を 開設しており、同地域の研究開発拠点は合計 3カ所となった。

今回の施設開設によって、3社はコモ地域からデジタル捺染印刷を世界中に展開する体制を一層強化する。

 

村田すなおロブステリ社社長コメント(セイコーエプソン業務執行役員 プロフェッショナルプリンティング事業部長)
「私たちはイノベーション・リサーチラボとプリンティング・リサーチセンターの開設を発表できることをうれしく思う。これらの最先端の研究開発施設はコモ、そして世界中でインクジェットによるデジタル捺染印刷の発展を加速させたいというエプソンの姿勢を示すもの」

現在、デジタル捺染印刷および市場は、大幅に伸長しており、2014 年の生地の捺染による印刷面積は全世界で310 億㎡。このうち 2~3%にデジタル印刷で、2019 年までに約17%まで伸びると予想されている。

近年デジタル捺染プリンタのメーカーが欧州での企業買収や拠点強化を進めており、今年11月にはコニカミノルタがフランスでの開発拠点開設を発表している。


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