【2016年7月21日】日本HPはラテックス系インクジェットプリンタ(IJP)3機種の日本での発売を発表した。
発売されるのは、中規模から大規模のサインディスプレイ印刷事業者向けに、生産性を強化し、低コストで成長分野に参入することを支援する大判プリンタ「HP Latex 1500」と「HP Latex 560/570」。
「HP Latex 1500プリンター」は7月21日発売。3200mmの出力幅でありながら、コンパクトな機体で、大型機の生産性を低コストで実現しており、屋内外のさまざまな出力物に対応する。
最大出力速度は屋外品質モードで毎時74㎡、屋内品質モードで毎時45㎡。1,200dpiの「HPサーマルインクジェット」プリントヘッドや自動ノズル補完機能、OMAS(オプティカルメディアアドバンスセンサー)、色を自動管理する内蔵分光測光器により、高い印刷品質を維持する。
最大1,600mm幅(64インチ)のロールを2本並列で出力できる「デュアルロールキット」や、出力中に祭壇を行う「インラインスリッター」など、スムーズな工程を支援する多くの機能を搭載している。
「HP Latex 560/570」は8月中旬発売。出力幅は1620mmで、新機構の「スピンドルレス」を採用しており、ロール紙の取り付け時間を約1分程度まで短縮した。
稼動の状態を3つの色で表す「ステータスビーコン」を搭載(560ではオプション)、また「HP Latex Mobile App」に対応し、スマートホンやタブレットから稼働状況を監視でき、夜間などの無人運転を支援するという。
最大出力速度は屋内モードで毎時23㎡の出力速度と高い生産性を持つ。
新たなビビットカラープリントモードにより、インク濃度を最大50%向上。新開発のワイパーローラーは、低コストのバナーや塩ビ粘着素材でも高品質を実現できる。
担当者は「HP Latex プリンタの3000シリーズと300シリーズなど、ハイエンドからエントリーの中間を埋める機種」と製品を説明する。
価格と発売時期は以下の通り。
HP Latex 1500プリンタ 27,800,000円 7月21日
HP Latex 560プリンタ 3,580,000円 8月 中旬
HP Latex 570プリンタ 3,980,000円 8月 中旬
「HP Large Format Graphics Summit 2016」を開催中
なお、同製品は東京で今日7月21日から22日まで開催中の「HP Large Format Graphics Summit 2016」で展示されており、今後、広島、福岡、大阪、名古屋、仙台でも同様のイベント内でデモンストレーションを行う。
イベントの詳細は以下のURLから
http://h50146.www5.hp.com/product/business/printer/large/latex/event/lf_summit/
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