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「日本版OOHメジャメントデータ」の計測が開始 屋外広告の接触を統一指標で可視化 JOAA

【2026年4月3日】日本OOHメジャメント協会(JOAA)は、OOH広告における広告接触を共通基準で評価できる「日本版OOHメジャメントデータ」の計測を正式に開始した。

日本のOOH広告市場では、これまで各社が独自の基準でデータを運用してきたため、広告主や媒体事業者の間で評価基準にばらつきが生じていた。同一基準での出稿判断や取引の最適化が難しい状況が続いており、業界全体の課題となっていた。
一方、海外の主要市場では共通メジャメント指標の導入によりOOH広告市場の成長が加速しており、国内でも同様のデータインフラ整備が求められていた。

この取り組みは媒体社・広告会社・広告主の三方合意のもとで進められており、約5年にわたる業界横断の協議を経て今回の計測開始に至った。本取り組みの意義が評価され、日本広告業協会(JAAA)の「第61回吉田秀雄記念賞(グループ賞)」も受賞している。

計測指標は以下の3種類で、1時間単位・365日24時間の頻度で取得し、性別・年代(10代刻み)別に算出される。

  • インプレッション(VAC):媒体周辺のオーディエンス量に、英国ROUTE社が提供する視認調整係数(VA)をかけ合わせた視認性考慮型の広告接触量
  • リーチ:一定期間内に広告へ接触したユニーク人数(推計)
  • フリークエンシー:一定期間内に同一人物が接触した平均回数(推計)

データ生成にはNTTドコモ、unerry、ブログウォッチャー、Allunite A/Sの4社が保有する多様なデータソースを統合した独自の推計ロジックが用いられる。現時点での計測対象媒体は、エムシードゥコー、ジェイアール東日本企画、東急エージェンシー、パス・コミュニケーションズ、メトロアドエージェンシー、LIVE BOARDの6社が保有する屋外・交通広告を中心とした媒体で、関東(1都6県)・関西(2府4県)・東海(3県)が対象エリアとなる。

今後のロードマップとして、2026年7月には駅広告媒体の拡大と車両広告媒体の追加、10月にはGPS・ビーコンデータを用いたモデル強化、2027年3月には対象エリアを全国へ拡大する計画だ。データはJOAA会員企業向けに専用ダッシュボードおよびAPI(予定)で提供される。

日本OOHメジャメント協会
https://www.joaa.jp

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