【2019年3月27日】トッパン・フォームズはこのほど、スマートフォンやタブレットで活字の文字を撮影してテキストデータ化する「動画読み取りOCRソリューション」の提供を開始する。
まず、マイナンバーカードや通知カード、自動車保険証券、健康診断票に対応し、6月下旬には運転免許証にも対応する予定。
OCR(光学式文字認識)とは、手書きや印刷された文字をスキャナーやデジタルカメラによって読み取りテキストデータに変換する技術。
「動画読み取りOCRソリューション」は、スマートフォンなどを対象の本人確認書類や帳票にかざしてカメラで読み取りキーワードを抽出することで、その近傍値をOCR(光学式文字認識)することで高精度なテキストデータ化を実現する。
撮影した動画の一部を静止画として切り出し、手続き時に提出する本人確認書類のコピーの代わりとして利用できる。
同サービスにおける本人確認書類や帳票の読取機能は、アイエスピーが提供する「かざしOCRライブラリ」をベースに、両社で共同開発したもの。動画を活用したOCRのマイナンバーカード・通知カードの対応は日本初で、90%以上の読取率を実現している。
現状、多くの契約手続きが紙媒体で交わされており、紙で受領した帳票や本人確認書類の情報を手動でデータ化するために多大な業務負荷が発生している。また、生活者にも煩雑さを感じさせ、手続きから離脱する要因となっていた。
トッパン・フォームズは、同サービスを提供することで業務効率化や煩雑さの軽減を目指す。
同社は金融機関を中心に同サービスを提供し2020年度までに20社の採用、5億円の売上を目標としている。
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