【2018年7月5日】リード エグジビション ジャパンは7月4日、「日本文具大賞」のグランプリを発表した。
「日本文具大賞」は、優秀な文具製品を顕彰するもので、機能面・デザイン面それぞれにおいて、その年のもっとも優れた文具に贈られるアワード。
事前に「機能部門」「デザイン部門」の2部門各5製品・計10製品がノミネートされており、この中から各部門でグランプリが決定した。
「デザイン部門」でグランプリとなったのはK-DESIGN WORKSの「FLEXNOTE – UPWARD NOTEBOOK」(http://www.flexnote.jp/)。
手で引き抜く、指で押しはめる、という簡単な操作でページの着脱ができる、国内初のディスクバインド方式のノート。ページ編集機能が最大の特長で、自分だけの一冊をカスタマイズできる。
審査委員は選評で「古典だが、デジタルが進みすぎた現代においては、温故知新的、さらにはデジタルデトックス効能をも得られそうな掌の情報端末」「リングの開け閉めをすることなくページの入れ替えができるという便利なノート」「紙はすべて森林認証紙で、環境や地域に配慮された木材が使われており、こういった部分にこのブランドのこだわりも評価」などとしている。
「機能部門」のグランプリはオルファの「キッター」(http://www.olfa.co.jp/news/news_20180703.html)。
「キッタ―」は折る刃式カッターナイフを発明したオルファが博報堂と共同開発した子ども用新製品。子どもでも使えるように刃部分を樹脂で覆い、露出を抑えている。刃折り器はスタンドとして役割も備えており、「切る」だけでなく「刃を折る」「片付ける」までの一連の動きが自然と身につくよう設計。カッターを「知育道具」へ”というコンセプトとなっている。
選評では「刃の部分を樹脂プレートで覆い刃先の露出を抑え、恐怖心を軽減し、大人でも怖いと感じていた刃を折る行為を安全で容易にした」「小さくて丸くて、シンプル。今後、ヒトの初めての刃物は「キッター」になるだろう」と述べている。
なお、グランプリ作品をはじめとした受賞作品は、昨日から東京ビッグサイトで開催されている「第29回 国際 文具・紙製品展 ISOT」の特設展示コーナーで展示されている。
開催は明日6日(金)まで。
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