【2018年5月14日】キリンビバレッジは5月上旬から、キリングループとして初めて本格的に製品用段ボールにFSC認証ラベルの付与を順次開始していく。
FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)とは、木材を生産する世界の森林と、森林から切り出された木材の流通や加工のプロセスを認証する国際的な機関。
認証は森林の環境保全に配慮し、森林のある地域社会の利益にかない、経済的にも継続可能な形で生産された木材や紙に与えられる。
同グループではこれまで、キリンビールの「一番搾り」などのビール6缶パックやキリンビバレッジの缶コーヒー「キリン ファイア」の6缶パック、昨年10月からフルリニューアルした「キリン一番搾り生ビールセット」のギフトボックスなどで認証ラベルの付与をしてきた。
すでに製品用段ボールの約70%をFSC認証紙へ切り替えているが、清涼飲料製品の段ボールにも付与を開始することで、環境(生物多様性)に配慮し、森林の保全にもつながるFSC認証の認知を高める機会になることを期待するという。
キリングループでは「キリングループ長期環境ビジョン」の中で、「水資源」「生物資源」「容器包装」「地球温暖化」の4つの柱を重要なテーマとしている。
FSC認証紙への切り替えは“持続的な生物資源使用、容器包装使用”を実現するための取り組みとなる。
同グループでは、2020年末までに酒類、清涼飲料など国内総合飲料各社の紙製容器包装に使用するすべての紙を100%FSC認証紙へ切り替えることを目指す。
FSC(Forest Stewardship Council、森林管理協議会)
https://jp.fsc.org/jp-jp
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