【2015年6月8日】山形県の肘折温泉郷振興㈱はこのほど、「肘折カルデラ炭酸水」を発売した。製造元は坪井食品。
肘折温泉は約1万年前、火山活動によってできた肘折カルデラの中に位置し、質の良い炭酸泉の湯として知られている。伝承では1200年前に地蔵菩薩が温泉を見つけたとされており、豊後国出身の源翁という人がこの地に来た際、老僧から肘を折った時に治療した秘湯を教えられたという開湯伝説から肘折温泉と名付けられたともされる。
商品は肘折の温泉水を坪井食品に持ち込んで製造された。まろやかな温泉水の味を楽しむことができ、胃の調子を整える効果もあるとされていることから、脂っこい食事の後によく合うという。
ラベルは版画家で山伏としても知られる坂本大三郎さんがデザインしたもので、温泉を開いた地蔵菩薩や銅山川、三角山などが鮮烈かつ印象的なタッチで描かれている。容器はガラス瓶で、ラベルはシュリンク、容量は190mlで価格は220円。以前に作った「肘折カルデラサイダー」(340ml、250円)より容量を減らし、飲みやすくお土産としても持ち帰り安くした。商品は肘折いでゆ館など地元を中心に販売される。
肘折いでゆ館の八鍬支配人は「身体に優しく、おいしい飲む炭酸水。ぜひたくさんの方に温泉に来ていただき、飲んでいただきたい」と話す。
問い合わせは肘折温泉郷振興㈱(☎0233・34・6106)まで。
肘折温泉郷振興㈱
http://www.hijiorionsen.jp/
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