【2017年5月19日】一つの商品のパッケージは基本的にみな同じというのが普通だが、200万パターン以上ものパッケージを作り出すかついてないプロジェクトが日本で始まる。
ロッテは5月23日(火)、キシリトールガム発売20周年を記念して、パッケージの種類が200万種類以上となる世界にひとつだけのパッケージデザインの「キシリトールガム<Xミント>」を発売する。
このパッケージ、デザインのベースを作ったのは、20周年を迎えるキシリトールと同世代の若者。
さまざまな世界で才能を発揮する20組が、プロジェクト「COME ON! ENERGY! -噛もう! 未来に向かって!-」のテーマで、この企画に参加した。
デザインをしたのは、羽生結弦、小松菜奈、土屋太鳳、竹内涼真、佐藤詩織(欅坂46)、中村隼人、ヤバイTシャツ屋さんら、今話題のそうそうたる顔ぶれ。
それもみんな、わりとセンスのいい、そして面白いデザインを出してきている。
フレーバーは、ソーダ風味の食べやすいマイルドミント味。想定小売価格は120円前後(税別)。
じゃあ、どうやって200万種類ものデザインをつくったのか?
20人が参加したから1人が10万個ずつデザインすればなんとかなる…わけがない。
さすがに手描きでは間に合わないので、パッケージの作成には、日本HPの「HP SmartStream Mosaic ソリューション(HP Mosaicソリューション)」というシステムが活用された。
「HP Mosaicソリューション」は素材データを入力するだけで、自動的に拡大、回転等を繰り返し、世界にひとつだけのデザインを大量に自動生成するのだ。
デザインの工程は、ざっとこんな感じ。
②抽出したデザインをランダムに拡大・回転などの処理。複数の異なるデザインを自動的に生成
③生成した異なるデザインをHPデジタル印刷機によって連続生産し、世界にひとつだけのパッケージが完成
なんとなくお分かりいただけただろうか。
つまりAI的な感じで、人間が作ったパターンをちょっとずつ変えながら大量生成していくシステムなのだ。
このソフト、イスラエルで行われたコカ・コーラのキャンペーンで活用されたことはあるが、日本での採用事例はこれが初めて。
また、印刷を行った「HP Indigo 20000」は、一般の印刷で必要な「製版」が必要なく、さまざまなデザインをデータから直接プリントできる。これのおかげで200万種類以上のオリジナルパッケージを、比較的スムーズに作成できる。
印刷を手掛けたのは凸版印刷。
大量データを伴う情報加工技術から、フィルムを貼り合わせるコンバーティング技術までを担当した。
200万種類のパッケージのこの商品。発売されればSNSでその画像が大量にアップされ、話題になるだろう。
その時はまた、どんな反応なのかお伝えしたいと思う。
プロジェクト「COME ON! ENERGY! -噛もう! 未来に向かって!-」
https://xylitol20th.jp/
ヤバイTシャツ屋さん「とりあえず噛む」リリックビデオ (ロッテ「キシリトールガム」20周年プロジェクトソング)
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