【2024年11月15日】ミマキエンジニアリングは11月から、「ネオクロマト・プロセス」技術を使用し、ロフトの店舗装飾用タペストリーを再利用する試みに全面協力する。
「ネオクロマト・プロセス」は、一般的には完全に落とすことが難しい昇華染料を繊維から染み出させ、他の物質に転移させる技術。これが物質を分離・精製するクロマトグラフィに似ていることから名付けられた。
今回の試みでは、一度プリントしたタペストリーの布地からインクを落とし再利用。「循環使用タペストリー」として池袋ロフトでテスト運用を行う。
今回の循環使用タペストリーは、ロフトの各店頭で使用されたものを、BP Lab運営する繊維循環プラットフォーム「BIOLOGIC LOOP(ビオロジック ループ)」の協力により、ネオクロマト・プロセスで脱色・新しいデザインをプリントして再利用という循環利用トライアルを実施した。
また今後も廃棄削減を目指した再利用を続ける予定。
これまで、商業施設・店舗のイベントやキャンペーンのタペストリー(のぼり旗・懸垂幕など布製の広告表示物)の多くはデザインが印刷されたポリエステルの布地が使用され、その使用後は主に焼却や埋立て処分されてきた。
ミマキでは、これらのタペストリーを同技術で脱色し、何度もデザインを変えて使用することで、布地の廃棄削減によるCO2排出量の低減に貢献する。
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