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凸版印刷 世界初!フルカラー電子ペーパーで「デジタルPOP」を開発 伊勢丹新宿店で実証実験

【2019年2月11日】凸版印刷は、フルカラー電子ペーパーを使用した世界初のデジタルPOPを開発。 そのプロトタイプの実証実験を2月20日から、三越伊勢丹「花々祭」でおこなう。

プロトタイプの電子ペーパーパネルは台湾のE Ink Holdings社(台湾、E Ink社)の「Advanced Color ePaper (ACeP)」を使用しており、32,000色のフルカラー表示が可能。表示の維持に電力を必要としないため、設置場所を選ばず、電源コードでの転倒リスクを低減できる。
凸版印刷はこの電子ペーパーを使用したデジタルPOPを開発。従来課題になっていた、 店内装飾向けPOPの制作作業の効率化と廃棄物削減を目指す。

店内装飾向けPOPは、制作時に出力物の裁断、パネル貼り、什器への取り付け、什器の設置作業があり、イベントの終了や展開替えの度に廃棄されていた。 このため、POP作業の効率化と廃棄物削減は、小売業にとって大きな課題となっていた。
また、従来のカラー電子ペーパーでは反射率が低く、4,096色と表示色数が少ないため、店内装飾向けデジタルPOPとしては、訴求力が不足していた。

凸版印刷は今回、これらの課題の解決を図る、世界初のフルカラーデジタルPOPを開発。働き方改革とESG(環境:Environment、社会:Social、ガバナンス:Governance)観点の取り組みを推進する三越伊勢丹の伊勢丹新宿店の店頭に設置して、効果検証の実証実験を実施する。

凸版印刷 電子ペーパー

今後、凸版印刷とE Ink社は、フルカラー電子ペーパーによるデジタルPOPの商品化・市場開発を推進。2019年度内の商品企画・商品開発を実施し、小売、製造・物流、防災、交通など幅広い分野で、電子ペーパーの用途拡大に向けた取り組みを進めていく。

 

実証実験概要

期間: 2019年2月20日(水)から3月26日(火)
時間: 午前10:30~午後8:00
場所: 伊勢丹新宿店本館1階=正面玄関
目的: フルカラー電子ペーパーを使用した店内装飾向けデジタルPOPの店頭設置による、見映え、使い勝手、安全性等の確認、および作業の効率化・廃棄物削減などの効果検証

 

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