【2016年2月27日】日本郵便はこのほど、「第 30 回全日本 DM 大賞」入賞作品を決定した。
「全日本 DM 大賞」は、実際に発送された DM を募集し、戦略性、クリエイティブ、実施効果の 3 つの観点から評価し、優れた作品に賞を贈るもの。
今回は、625点の応募があり、DMやマーケティングの専門家による厳正な審査を経て、グランプリ以下25点の入賞作品が決定した。
また、「第 30 回全日本 DM 大賞入賞作品展示」が2 月 29 日(月)~3 月4日(金)午前 10 時から午後 6 時まで、東京都港区東新橋のトッパンフォームズビル 1 階ロビーで開催される。
グランプリは「山代温泉 宝生亭」の「VIP のお客様は同封の<金の名札>をつけてお越しください DM」。
同作品は、常連客の中から厳選した100人に対し、特注で名入れした「金のバッジ」を感謝の印として送付したもの。この DM により、自分が VIP として扱ってもらっているという特別感を伝えることに成功。送付した 100通のうち84組が宿泊プランを予約するという成果を収めた。
同作品は制作も山代温泉 宝生亭が行っている。
また金賞には3作品が選ばれた。
「めくるめく広告『君にみとれる、君とみとれるさくらんぼ』新たな DM のカタチ」(広告主:かみやま農園、制作者:JAIGO FORK〈上山保治・深谷涼子・小笠原知春〉)は、さくらんぼ狩りへの集客やさくらんぼ販売を促進させるために実施。開封音にまでこだわり抜いて作った封筒の中に、オリジナルイラストで描かれたフリップブック(パラパラマンガ)を同梱し送付。レスポンス率は約40%に達した。
「封筒がスマホスピーカーに変身する驚きの DM で 1.8 倍の機種変更を獲得!いたれりつくせり機種変更 DM」(広告主:ソフトバンク株式会社、制作者:株式会社博報堂・株式会社博報堂プロダクツ)は、シャープ製スマートフォンの長期ユーザーに対して、新機種への機種変更を促すのが目的。今回の DM では特に“開けて読ませる”ことに主眼を置き、受け手が思わず開けてみたくなる、封筒がそのままスマホスピーカーになる DM を送付。開封率は従来 DM平均値の 1.3 倍となる 83%に向上。レスポンス率(機種変更を行った割合)は従来 DMの 1.8 倍となった。
「<こどもちゃれんじ>が生む『豊かな親子時間』を体感できる DM」(広告主:株式会社ベネッセコーポレーション、制作者:株式会社ダイレクトマーケティングゼロ)は、教材を介して、子どもの成長の礎となる体験、つまり「親子の豊かなやりとり」を提供するという<こどもちゃれんじ>が、今回のDMでもその一端を実感してもらえるような教材体験版の開発に着手。音が鳴る玩具は音声パーツを独自開発するなど、試行錯誤を重ねて具現化。これにより、教材によって生まれる「親子の豊かな時間」を実感してもらえたことが多数の申し込みにつながった。
第 30 回全日本 DM 大賞入賞作品展示
なお、入賞作品が展示される「第 30 回全日本 DM 大賞入賞作品展示」が2 月 29 日(月)~3 月4日(金)午前 10 時から午後 6 時まで、東京都港区東新橋のトッパンフォームズビル 1 階ロビーで開催される。入場料は無料で誰でも見ることができる。
また、入賞作品集「DM DIGEST BOOK 2016」(全日本 DM 大賞年鑑 2016 ダイジェスト版)が応募者等に郵送されるほか、入賞作品展示期間中、会場で配布する。このほか宣伝会議が発行する月刊「販促会議」、月刊「宣伝会議」、月刊「ブレーン」各 4 月号(全て 3 月 1 日発売)の 3 誌上で入賞作品の一部が紹介される。
さらにDMの成功事例を収録した「全日本 DM 大賞年鑑 2016」が4 月初旬、全国主要書店で販売される予定。
問い合わせは全日本DM大賞事務局(株式会社宣伝会議内、☎03-3475-7668)まで。
第 30 回全日本 DM 大賞オフィシャルホームページ
http://www.dm-award.jp
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