【2021年11月22日】凸版印刷と、凸版印刷のグループ会社であるONE COMPATH(ワン・コンパス)は、「ブラックフライデー」に関する意識調査を行った。
アンケートは、国内最大級の電子チラシサービス「Shufoo!(シュフー)」を利用する全国の男女30,891名と、「Shufoo!」の企業向けメールマガジンに登録している小売・サービス企業、延べ58社を対象にしたもの。
ブラックフライデーとは、アメリカにおける感謝祭翌日の11月第4金曜日に行われるセールのことで、小売店を中心に毎年大規模なイベントが実施されており、日本でも2016年頃から本格的に広がりはじめた。
「Shufoo!」では、2017年から5年連続で「ブラックフライデー」に関する意識調査を行っている。
調査の結果、「ブラックフライデー」の認知度では「知っている」と回答した人は75.1%で、昨年よりも1.4ポイント減少したものの、3年連続で75%を超えている。
年代別では、30代~50代では8割近い認知度となっており、年末商戦の前哨戦とも言える恒例の買い物イベントとして定着し始めている。
今年の「ブラックフライデー」で買い物をする予定があるかの質問には、「はい」は、15.5%にとどまった。
しかし、「ブラックフライデーセールに対する要望」を見てみると、「実施店が増えて欲しい」(31.4%)、「もっと多くの企業に参加してもらいたい」(21.2%)が上位に来ており、「全国に普及してもらいたい」(13.2%)という声もあり、より多くの企業や店舗が実施することに期待していると分析。
「目玉商品やお買い得商品を分かりやすくして欲しい」(17.6%)や、「もっと事前に告知・宣伝してほしい」(13.9%)といった要望もあった。
購入予定のものは、「日常的な食料品」(66.0%)がトップ。また、「日用品・衛生用品」(23.3%)も3位にランクインしている。
この結果から、「ブラックフライデー」は、いつもの生活で使う食料品や日用品をより安く買うチャンスと捉えている人が多いことが分かる。
2位には「ファッション・衣料品関連」、 4位は「家電」(17.2%)、5位は「高級な食料品」(12.8%)などが入っている。
商品はどこで購入する予定かでは「スーパーの店頭」が63.0%と1位で、2位の「大手ショッピングサイト」(29.2%)なども大きく引き離す結果となった。
「ブラックフライデー」の買い物予算は、「5千円~1万円未満」(27.9%)が最も多く、拮抗する形で「1万円~3万円未満」(27.7%)。合わせると「5千円~3万円」が半数以上(55.6%)を占めている。次いで「3千円~5千円未満」(17.6%)、「3千円未満」(14.2%)となった。
昨年と比較をすると、「1万円~3万円未満」(22.8%→27.7%)がおよそ5ポイント、「3万円~5万円未満」(6.4%→7.8%)が1.4ポイントアップしており、それ以外の選択肢はいずれも下がっている。
小売、サービス企業に対して、今年の「ブラックフライデー」にセールやイベントなどの集客施策を実施するかを聞いたところ約7割(67.2%)が「実施しない」と回答した。
「世の中的にもまだ定着していない感があるため」(小売)という声もあり、消費者の認知度は上がっているものの、買い物イベントとしての定着が課題となっている。
一方、今年集客施策を行う企業(12.1%)のうち、5社中4社(80.0%)が昨年よりも規模を拡大して実施すると回答しており、「コロナ禍で控えていた企画も少しずつできるようになった」(小売)と期待を寄せる声も聞かれた。
「ブラックフライデーキャンペーン」について
なお「Shufoo!」では11月19日から11月28日まで、「ブラックフライデーキャンペーン」を実施。毎日“ブラック”な家電や家具が抽選で当たる企画などを行う予定。
「Shufoo!」利用者調査
調査エリア: 全国
調査対象者:「シュフーポイント」会員(全年齢層の男女)、
「Shufoo!」企業向けメールマガジン配信に登録している企業延べ58社
サンプル数:合計有効回答サンプル数 30,891名
調査期間:2021年9月15日~9月26日
調査方法:インターネットリサーチ
ONE COMPATH
https://onecompath.com
Shufoo!
https://www.shufoo.net
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