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ソニーの空間再現ディスプレイに新ファームウェア ユーザーエクスペリエンス向上 展示会などでも使用可能

【2023年9月22日】ソニーはこのほど、実在感のある立体映像(3DCG)を裸眼で見られる、27型の空間再現ディスプレイ「ELF-SR2」の本体ファームウェアver.1.20.00をリリースした。

「ELF-SR2」は、3D立体映像表現を追求し、現実感がある表現が特長。
今回のファームウェアアップデートにより、より自然な視聴体験や高い表現力、解像感を支える技術を強化。ユーザーの使用シーンに対応できるようカスタマイズ可能な設定を追加する。

また、Autodesk社の3D アニメーションとビジュアルエフェクトのソフトウェアMayaに対応したプラグインアプリケーション「空間再現ディスプレイ Plugin for Preview」も同時期にリリースした。
同プラグインアプリケーションは「ELF-SR1」「ELF-SR2」で使用可能。

画像処理設定は、画像処理を「画質優先」と「処理優先」から選択可能になった。「処理優先」にするとGPUの負荷を低減し、データ量の多いコンテンツでも滑らかに表示できる。

使用環境設定は、使用環境に合わせて、視線認識のアルゴリズムを3つのモードから選択可能。
「クリエ―ションモード」は、本体正面の1名の視聴者を検出します。検出範囲が広く、スタジオ、オフィスなどの作業環境に適している。
「展示モード」は、本体正面の狭い範囲にいる1名の視聴者を検出します。多くの人が行き交う展示会などでの使用に適している。
「視聴者切換モード」は、本体正面の最大2名の視聴者を同時に検出し、交互に視聴者を切り換えて立体映像を表示する。
視聴者の切換はSpatial Reality Display Setting App内から行うか、「ELF-SR2」本体のFnキーに設定を割り当てることも可能。

クロストーク調整では、左目と右目の映像が混じって見えてしまう現象「クロストーク」の少ない最適な画質に調整できる。
さらに、視線検出や暗所の安定性を向上、超解像度処理を最適化できる。

ソニーでは、このファームウェアアップデートと新しいプラグインアプリケーションのリリースにより、ユーザーのクリエイティブワークを加速し、プレゼンテーションや会議を支えるツールとしての採用を見込む。

ELF-SR2」の製品情報・アップデート情報
https://www.sony.jp/spatial-reality-display/products/ELF-SR2/

 

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