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包材工場の廃プラスチックを再生 水平リサイクルの課題克服へ 凸版印刷・三菱ケミカル・共栄社化学

【2023年6月22日】凸版印刷と三菱ケミカルグループ、共栄社化学の3社は6月から、マテリアルリサイクルの生産プロセスの実証試験を開始する。

同事業では、包装材料の製造工場から排出される廃プラスチックを水平リサイクルすることが目的。3社は3月、マテリアルリサイクル生産プロセスを共同開発する契約を締結した。

今回プロセス開発するマテリアルリサイクル技術は、プラスチック複合素材の包装材料を剥離・脱墨・分離し、素材別の樹脂として取り出せる。
分離した各々の樹脂は品質劣化が少なく、リサイクル樹脂として洗剤やシャンプーなどのトイレタリー製品や食品の包装材に使用するフィルムの原料としての利用を検討。リサイクルプラスチックの生産プロセスを開発し、2027年度の社会実装を目指す。

従来、プラスチック複合素材を使用した包装材を、水平リサイクルする場合、包装資材に利用可能なフィルムへの再生に課題があった。

実証実験では、トイレタリー製品や食品などに使用されている複合プラを粉砕し薬剤で処理する。これにより、リサイクルが可能なポリオレフィンやポリアミドなどの単一素材に分別する技術を開発する。
単一素材化し再生された樹脂は、包装用途のプラスチックフィルムに利用される。

また、自社工場で排出される廃プラスチックで、剥離・脱墨の最適条件を探索。再生樹脂を性能評価し、包装材に使用可能かどうかの判断を行う。また将来の社会実装に向けて樹脂再生を行い、再生包材のマーケティングも行うという。

今後、3社は取り組みを通じ、使用済みプラスチックフィルムの再資源化を推進し、持続可能な循環型社会の実現に貢献していく。

 

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