【2023年6月13日】高速オフセットは6月から、水なしオフセット印刷とオンデマンド機によるTBMの「LIMEX(ライメックス) Sheet」での印刷の取り扱いを開始する。
「LIMEX Sheet」は、TBMが開発・製造する紙やプラスチックなどの代替素材。石灰石を主原料し、水の使用量が少なく環境負荷が低い。
今回、高速オフセットでは、水なしUVオフセット枚葉機とオンデマンド機でテスト印刷を実施・完了した。
オンデマンド機は「AccurioPress C4080」、オフセット枚葉機は三菱重工業「DAIYA-404」(四六全判4色機)。
UVオフセット枚葉機は、廃液を出さず環境負荷が低い水なし印刷。
一般に行われている「水ありオフセット印刷」は、印刷工程で水を使用する。その水が油をはじく性質を利用してインキがつかない部分を作り出し、印刷を行う。
一方、「水なし印刷」は、刷版の版材がインキをはじくという特性を利用し、インキのつかない部分(シリコン層)を作り出すことから、水をまったく使用せずに印刷が可能。
高速オフセットのオフセット枚葉機では、LIMEXに水なし印刷を使用でき、より環境に配慮した印刷に対応する。
また、カーボン・オフセット印刷に対応しており、二酸化炭素排出量の削減(相殺)を行う。この取り組みは、J-クレジット制度(温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度)と呼ばれ、環境省・農林水産省・経済産業省など、国が認証する制度。
高速オフセットでは、持続可能な社会の実現に向け、サステナブルな用紙と環境に配慮した印刷方式を掛け合わせることで、品質と価値ある印刷物の提供を今後も推進するとしている。
LIMEXの特徴
https://www.kousoku-offset.co.jp/magazine/column-limex/
水なしオフセット印刷
https://www.kousoku-offset.co.jp/environment/mizunashi/
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