【2022年6月6日】長野県飯綱町と凸版印刷は6月10日(金)から、スマートグラスを活用した買い物支援の実証実験を行う。
この実証実験は、買い物や移動に課題を抱える住民に向けたもので、飯綱町内に店舗を構えるセブン‐イレブン三水普光寺店や飯綱町社会福祉協議会と協力し、6月から7月末まで実施される。
実証実験では、高齢者などの買い物や移動に課題を抱える住民に、凸版印刷の遠隔コミュニケーションサービス「RemoPick」を活用。買い物をしたい対象者が、店舗でスマートグラスをつけた店員にポインタで指示し、リアルタイムで買い物を行う
購入した商品は対象者宅等まで宅配され、利用代金はモバイルPOSを通じて宅配時に支払いを行う。
背景には飯綱町の少子高齢化、過疎の進行などがある。これらにより、食料品などの買い物や移動に課題を抱える住民が増加しており、これらの課題を解決するための買い物支援対策を重要な施策として位置付けている。
一方の凸版印刷は、次世代DX開発拠点である「ICT KŌBŌ」を2020年4月より長野県飯綱町に開設しており、システム開発事業に加え、地域活性化の支援に取り組んできた。
同実証実験は6月から7月の2か月間実施して課題の整理と検証を行う。また、その結果を踏まえ、9月中旬から2回目の実証実験を行う予定。
その後は、2023年度以降の本格運用に向けた検討を行うとしている。
遠隔コミュニケーションサービス「RemoPick」
https://solution.toppan.co.jp/secure/service/remopick.html
飯綱町
https://www.town.iizuna.nagano.jp/
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