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つくば市ら 感温インク使った「PSCシール」で実証実験 日本酒輸送の温度を管理

【2019年2月26日】AI、IoTなどの先端技術を使った実証実験をつくば市が支援する「つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業」ではこのほど、つくば市内の稲葉酒造の協力で、プリンタブルセンサーコード技術研究組合が開発したプリンタブルセンサーコード(PSC)シールを貼付した日本酒の海外輸送等における品質管理の実証実験を行う。

つくば PSCシール

「PSCシール」は、温度で色が変わる感温インクで印刷したカラーコードシール。
運搬する商品に貼付し、スマートフォンなどのアプリでコードを読み込めば、商品個別の温度モニタリングデータを取得できる。
例えば、輸送中に所定以上の温度となった場合、コードの色が変化して温度逸脱が判断可能。適正な温度管理が行われていたかを、比較的安価で手軽にモニタリングできる。これにより、国内や海外へ品質が保証された商品を届けられる。

実証実験では、日本酒のボトルやケースにPSCシールを貼り、つくば市の美酒堂やシンガポールのレストラン(BAM! Restaurant)への輸送を通じてPSCの精度、耐久性、リーダーの性能評価を行う。

参考「つくばSociety 5.0社会実装トライアル支援事業・採択案件」
http://www.city.tsukuba.lg.jp/shisei/torikumi/kagaku/1005023/1001863.html

 

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