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伝統の伊勢型紙がデジタルプリントでよみがえる! 立命館大学所有データをHappyFabricが活用

【2017年4月11日】着物の染めというと手作業、それも厳しい修行というイメージが強いが、この着物で使用される型紙のデザインをデータベース化し、だれでも利用できるようするプロジェクトが始まった。

「HappyFabric」はこのほど、立命館大学アート・リサーチセンターの所有する伊勢型紙のデジタルアーカイブデータを活用したデジタルプリント事業を開始した。

HappyFabric 立命館大学 伊勢型紙のデジタルプリント

「HappyFabric」はオリジナルファブリック・プリントを行うWebサービス。クリエイターのデザインを1mから布にプリント・販売できるサービスで注目を集めており、そのデザイン点数は2600点に及ぶ。

HappyFabric 立命館大学 伊勢型紙のデジタルプリント

今回の事業では、着物や帯などを染めるときに使用する日本古来の伊勢型紙のデザインをデジタルデータとして記録しアーカイブ化。「HappyFabric」の事業で行っている1mからの布プリントに対応させている。
伊勢型紙とは和紙を重ねて貼り合わせ、柿渋で加工したもの。水に強く丈夫で、虫食いなどの心配がなく、時には数百年も保存が可能という。型紙づくりは基本的には手作業が中心で、その技術は伝統工芸として受け継がれてきた。

HappyFabric 立命館大学 伊勢型紙のデジタルプリント1

今回、伊勢型紙を立命館大学アート・リサーチセンターのデータベース上に、高精細に撮影したデータを保存。そのデータベースから20種類の伝統的な柄を厳選し、デジタルプリントに対応させた。
テキスタイルデザインのためのソフトウェア4Dbox PLANSを活用し、データをカラー化しており、本格的なテキスタイルプリントを手軽に実現できる。
HappyFabricでは「ぜひ、お好みの柄で浴衣や小物作りで活用してほしい。また、現代的なワンピースやインテリアなどのアイテムに取り入れた楽しみ方もしてほしい」としている。

HappyFabric 立命館大学 伊勢型紙のデジタルプリント

また、この事業開始の記念として、公式のInstagramやTwitterのアカウントを新たにフォローやシェアした人の中から5人に、伊勢型紙アーカイブをプリントしたエコバッグなどのファブリックアイテムをプレゼントする。

詳細は以下から。
https://blog.happyfabric.me/2017/04/11/ritsumeikan_campaign/


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