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パッケージデザイン初期無料 大阪のタイタン・アートが仕掛ける中小企業向け新プラン


【2016年10月19日】デザインといえば、奈良県が国民文化祭のロゴマークを540万円で発注して、これに対して市民団体が「高すぎる」と住民訴訟を起こしたというニュースが少し前に流れた。

「くまモン」デザイナーに発注のロゴ540万円は高すぎ? 「30万円が適切」奈良の住民訴訟に批判も―ハフィントンポスト-2016/09/22

540万円が高いか安いかは置いておくとして、そんな奈良の住民たちには知られたくないサービスが隣の大阪で誕生した。

タイタン・アートは、グラフィックをはじめとした、インテリア、プロダクトデザインなどを手掛けるデザイン会社。
今回、パッケージデザインを初期無料で制作する新サービス「PAKEFURI(パケフリ)」をスタートした。

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無料で制作するといって収益はどうするのか、と心配する声が聞こえてきそうだが、ちゃんとそのあたりはちゃんと考えられている。

同社のパッケージデザイン料は通常10万円~100万円くらい、しかし「パケフリ」の場合は初期費用を完全無料にし、商品代金(上代)の2%×売上個数を代金として受け取る。
つまり売れた分だけ、少しずついただくという後払いシステムになっているのだ。

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             タイタン・アートの製作実例

特に中小企業や個人など、資金はないがこれから商品を売り出したいというユーザーには、初期費用のリスクがまったくなく、売れ行きに応じでデザインの代金を支払えるというのはありがたいシステムだ。


正直言って、ものづくりは大変である。パッケージデザインも、さらさらっと描いているわけではない。
イメージを固めるために商品やその競合品を勉強したり、いくつものパターンを用意したり、時間では計れない苦労がある。
これを、初期無料で提供するのに、戸惑いはなかったのだろうか。

タイタン・アートの米原太一社長にきいてみたところ。
「多くの発注をいただいたときに、どこまで対応できるかという問題はあるが、実現性の高い案件から取り組んでいきたい」とこの試みへの決意を示す。
また、「繁忙期に入る直前、スタッフに相談せずこの発表をしてしまったんで、自分が責任を取るしかない」となかなか、すごい告白もしてくれた。

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もう一つ心配なことは、発売されてもすぐに販売中止になった場合や売れ行きが悪かった場合だ。
「その場合は確かに丸損になる。ただ、そうならないように商品を見せてもらい、納得できるものを選んでパッケージ制作をさせていただく」と米原社長。これだけリスクをとっているのだから、商品の出来によってはお断りもあるというのは当然のことだと思う。

依頼からパッケージ完成までは、申込み後に直接、または電話やメールなどで打合せ、2週間から4週間でデザインが提案される。そこからクライアントから再度要望を聞き、2カ月以内にデザインを決定し、データを引き渡す。

タイタン・アートが想定するクライアントは、町工場や中小企業、地域の特産品メーカー、食品メーカー、アパレル関連のメーカー、雑貨メーカーなど。

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米原社長は「理想形は『素晴らしいデザインで売れ行きもいいから買い取らせてほしい』と言ってもらえること」とこの試みの最終目的も話してくれた。

この新しいデザインの試みにチャレンジする企業が多くあらわれることを期待したい。

問い合わせや申し込みは(http://titan-art.com/contact#mailArea)まで。

PAKEFURI(パケフリ)
http://titan-art.com/pakefuri



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