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大日本印刷 「DNP復刊支援サービス」を開始 少量印刷で”売りたい本”を重版可能に 書店起点の販売戦略を構築

【2025年3月17日】大日本印刷(DNP)は、5月1日から、「DNP復刊支援サービス」の提供を開始。サービスを活用した文庫の復刊販売を複数の書店で実施する。
これは同社が2月から開始した「未来の出版流通プラットフォーム構築」の第一弾企画。

 

未来の出版流通プラットフォーム

「未来の出版流通プラットフォーム」は、出版社からの書誌データをDNPが集約し、新刊・既刊・重版未定を問わずプラットフォーム上で書店が閲覧できる。
これにより、書店は売りたい本のタイムリーな仕入れが可能。

出版社と書店のマッチング・連携支援:プラットフォーム上で、書店は売りたい本を、出版社は本を売ってほしい書店を探せるよう売り場である書店と本をマッチングする。
これらにより、書店起点の戦略的な価格設定や販促キャンペーン、作品の発掘など、出版社と書店の連携や交渉を支援する。

また、プリント・オン・デマンド(POD)技術を活用したDNPのデジタル製造により少部数で商品を供給。さらに、書店による選書・発注から物流・商流まで、シンプルなフローを提供することで無駄を省き、売り損じと返本を抑止する。

 

DNP復刊支援サービス

5月から提供を開始する「DNP復刊支援サービス」は、同プラットフォームで、重版未定文庫本を、書店の注文に応じ復刊させて再流通させるもの。
書店員が売れると見込む本を、出版社と直接やり取りして復刊できる仕組み。DNPは、重版未定の文庫のデータを出版社から収集し書店に提供する。書店員がこのデータを参照して売りたい本を発掘し、DNPのデジタル製造による少部数印刷で復刊し販売する。

復刊本は、1タイトルに対して1書店での独占販売を想定(書店法人横断型での参加も可)。その本が重版となった際、全国での再流通につながった報奨として、出版社から該当書店に重版部数に応じたインセンティブが支払われる。

DNPは今後、全国の書店と出版社に対して同プラットフォームへの参加を促すとともに、文庫以外にもさまざまな出版物の情報をデータベース化。また、2026年度までに“未来の出版流通プラットフォーム”を構築し、多くの書店や出版社が利用可能なオープンなインフラを目指す。

 

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